大人気税理士の原尚美先生のコラム第010回「リーダーなら知っておきたい管理会計の基本」が公開されています。
大人気税理士の原尚美先生のコラム第010回「リーダーなら知っておきたい管理会計の基本」が鈴与シンワートで公開されています。
原先生は雑誌で見つけた税理士の先生です。この先生に書いてほしいと思って、思い切って飛び込んでお願いして実現したコラム連載です。
いろいろご迷惑をおかけしながらも、継続を頂き、とても感謝しています。コラム文章も人気で多くの方にご評価を頂いているようです。
今回はリーダーなら知っておきたい管理会計のお話です。
現場担当者⇒マネージャー⇒ディレクター⇒役員と上がっていくたびに知っておかないと話にならなくなっていきますよね。将来管理者になることをか投げている人は是非!管理者で知らない人も是非!
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前回に続いて、「限界利益」という利益について、もう少し詳しくみていきましょう。
限界利益は、経理パーソンに馴染みの深い財務会計の世界では、「売上総利益」に近い感覚です。
前回の「5つの利益」を思いだしてください。
売上総利益=粗利とは、会社がうみだす付加価値の大きさを表す利益でしたね。
つまり、限界利益とは、会社がうみだす付加価値のことをいうのです。
限界利益を算式で表すと、次のようになります。
売上-変動費=限界利益
変動費とは、売上があがると、支払も増える費用のことをいいます。
もちろん売上が減少すると、その分だけ支払も減ります。
変動費の代表例といえば、仕入でしょうか。または、商品をお客様に届けるための物流費も、変動費です。売上が増えれば、自然と物流費もアップするからです。
しかし、会社を運営するためには、変動費以外のコストもかかります。商品を売るためには、営業マンに給料を払わないといけないし、商品をストックしておくための倉庫代も必要です。
これらの費用は、売上が下がったからと言って、売上高にリンクして支払額が変わるわけではありません。
もちろん、業績が悪くなったら、リストラもしなければならないし、もっと小さな倉庫に移転することもありますが、いったん契約をしたら、 また一定額の支払額をすることになります。
このように、売上高に関係なく一定金額を支払う費用を、固定費といいます。会社は最低でも、この固定費を稼がないと、その存続すら危ぶまれるというわけです。
(この続きは以下をご覧ください)
http://www.shinwart.co.jp/tech-column/column06/010/