仮想環境向け半導体ストレージ:「300万IOPS」と「消費電力1/10」と「153TBのSSD」
こんにちは。吉政創成の吉政でございます。
3月7日に弊社のお客様であるコアマイクロシステムズが標記の製品を発表しました。
ちなみに、300万IOPSがどれくらいすごいかというと、1秒間に300万回のI/Oを実現できるストレージ性能を持つということです。これは通常のストレージの数百倍を意味します。まさに超高速!ということですね。これは半導体ストレージのお蔭!ということです。半導体ストレージについてはまだまだ正確な理解をされていないことが多いです。書き込み制限があるとかないとか(半導体ストレージには2種類あります)、性能特性が同じ半導体ストレージでもその種類によってそれぞれ違うとかなど、、、です。詳細は以下のリンクにわかり易く書いた文章がありますので、ご覧ください。
※半導体ストレージの寿命については以下をご覧ください。
http://blogs.itmedia.co.jp/yoshimasa/2010/07/flashssd-3b34.html
※RAM型とFlash型の違いについては以下をご覧ください。
http://blogs.itmedia.co.jp/yoshimasa/2009/11/ssdram-ssdflash.html
さて、本題に戻します。
仮想環境やクラウドのシステム環境においては、サーバが複数あって、少数のストレージ群にアクセスする形が割と一般的な構成です。その場合、ストレージに負荷がかかりやすくなり、高いパフォーマンスとコストパーフォーマンス、そして優先順位をつけて処理をするQoSなどかなり高い要求を受けます。簡単に言うと「安くて、速くて、堅牢なストレージがほしい!」ということです。この要求について、ストレージ会社は常に答え続けていました。
世界にはEMCやNetApp、そして日立といったビッグネームが存在しますが、日本にはストレージワークスベンチャーのコアマイクロシステムズという会社があります。今回、コアマイクロシステムズは世界最高速クラスの仮想環境向けストレージを発表しました。300万IPOSもすごいですが、半導体ストレージなのに153TBもあります。かなりのお客様の要望に応えられるキャパを持っています。
ちなみに私が勝手にコアマイクロシステムズをストレージワークスベンチャーと呼んでいるかというと、以下のページにある個々のコンテンツを見ると、お分かりいただけるのではないかと思います。まさにワークスといった感じです。
製品集:http://www.cmsinc.co.jp/products/index.html
ソリューション集:http://www.cmsinc.co.jp/solution/index.html
技術資料集:http://www.cmsinc.co.jp/doccenter/index.html
話がかなり脱線しました。本題の新製品ですが、仕様など以下の報道発表文章をご覧ください。
http://www.cmsinc.co.jp/news/2012/news20120307.html