市の公式ページがFacebookに完全移行した件について
8月1日に佐賀県の武雄市が市の公式ページをFacebookに完全移行しました。
上記の旧URLにアクセスするとFacebookのページにリダイレクトします。
市や県、国のサービスはそこに所属する人が受けられないサービスがあってはいけないというのが基本原則です。何故なら公共サービスだからです。そんな市の公式サイトがFacebookに完全移行するのはかなり革新的な事だと思います。
市民の反応も「イイネ!」で見れるので、市役所向きだ!とのことです。
機能面で言えばありと言えばありだと思うのですが、日本の市が海外のFacebook上で公式ページを開設することに不安を覚えます。公開するだけならいいのですが、市がFacebookの利用を市民に呼び掛け始めたりすると、市民データをFacebookに提供している事にもなりかねなく、その判断でいいのか?と思います。是非、いろいろな方の意見も聞いてみたいです。
いざとなったら、Facebookを止めてまた元に戻せばいいのでしょうが、リダイレクト機能などはないでしょうから、元に戻すのは大変そうです。
ちなみに、武雄市長である樋渡啓祐氏は 日本フェイスブック学会会長と日本ツイッター学会会長を兼務しているそうです。(ここは笑うべきところなのでしょうか!?)
ちなみに、「日本」という名前がついていますが、本拠地は佐賀県武雄市です。
名乗るのはある程度自由だと思うのですが、それぞれのページを見ると、「先に言ったもの勝ち」に見えてしまい、大きな大義を掲げるのでしたらその必然性と根拠を説明してほしいです。今後、町おこしの一環で、あちこちの地方都市で安易な「日本XX学会」のようなものが立ち上がらない事を祈ります。
ただ、こういう熱い市長は必要な人材だと思います。その方向が間違った方向に進まない事を期待しています。