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「仮想UTM」とは仮想環境上で動作するUTMではありません。 ~仮想UTMと完全仮想UTM(Virtual Appliance)の違い~

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皆様、こんばんは。吉政創成の吉政でございます。

弊社のお客様のネクスト・イット様がメールマガジンを発行しました。その中のコラムで「仮想UTMと完全仮想UTM(Virtual Appliance)の違い」を書きましたので、ご紹介したいと思います。

このコラムのそもそもの発端は仮想UTMが仮想環境上で動作しないということを知ったからでした。フォーティネット社が提唱している仮想UTMとはそもそも自社ハードウェアの中で複数のUTMを仮想的に動作するものであり、VMwareやHyper-Vなどの仮想環境上で動作するものではないようです。フォーティネット社の仮想UTMの言葉の使い方について間違っているわけではないと思いますが、私のように勘違いする人もいるのではないかと思い、コラムを書いた次第です。

では、コラムをご紹介します。

【第四回】仮想UTMと完全仮想UTM(Virtual Appliance)の違い

皆さま、下記の事実をご存知でしたでしょうか?

 「仮想UTM」とは仮想環境上で動作するUTMではありません。

まず、UTMとは何ぞや??という方もいらっしゃると思いますので、そこからご説明します。

UTMとは、Unified Threat Managementの略で、総合脅威管理が直訳です。簡単に説明しますと、ファイアウォールとVPN機能をベースに、アンチウイルス、不正侵入防御、Webコンテンツフィルタリングといった複数のセキュリティ機能を統合的に管理・実行するソリューションを指します。

さて、そのUTMですが、某大手UTM会社が「仮想UTM」という言葉を使用しています。

おお!ついに大手UTM会社もとうとう仮想環境上でUTMをリリースすることになったのですね。と思っていましたが、よくよく読んでみると、どうもそうではないらしいです。

ここで言う「仮想UTM」とは、一台のUTM上で複数のUTMを仮想的に稼働させることを指しているようです。よって、大手UTMメーカーのようにハードアプライアンスなのに、その専用ハードアプライアンスの上で仮想的に複数のUTMを動作させることで仮想UTMと呼んでいるようです。

一方で仮想環境上で動作するソフトウェア版仮想UTM(Virtual Appliance版UTM)もあり、これを「仮想UTM」といったりもしますので、この両者を区別して認識する必要があると思います。

そこで、弊社は「仮想UTM」と「ソフトウェア版仮想UTM」を区別するためにソフトウェア版仮想UTMを下記のように呼ぶことにいたしました。

・完全仮想UTM

もしくは

・Virutual Appliance版UTM

※ちなみに、「Astaro Security Gateway」は仮想UTMの機能を持ったうえで、Virutual Appliance版でも提供を可能にしています。仮想環境を使用しているお客様であれば、完全に仮想化されたVirutual Appliance版UTMは大きなコストメリットをご提供できると思います。

この「Astaro Security Gateway」は完全仮想UTM(Virutual Appliance版UTM)の評価版を無料で配布しています。仮想環境で稼働するUTMですと、評価の為の設置も簡単ですので、興味がある方は下記よりお申し付けください。(吉政 忠志)

※「Astaro Security Gateway」評価版の申込サイト
http://nextit.jp/inquiry/trial.html

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