企画屋さんが語る“通る”提案書作りのノウハウ公開③
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①~②回と発想法の一つの習慣作りを話しましたので・・今回は表現方法に関してお話します。
ここでも『私はコピーライターでないから』と思わないで下さいね。
販促部門ならずとも提案書の見出し次第で大きく印象は変わりますしね。
まずコピーですが、今まで書きました通り多角的な視点からいくつもアイディア出しを行いましょう。この場合、KJ法なども有効。
これでもピンと来たものができない場合の裏技をご紹介します。裏技なんて言うのも恥ずかしいくらいなやり方ですが・・。企画主旨(コンセプト)を羅列すると言うやり方です。
例えばある外食系サービス会社 に出した時の表題は・・
【『全店同時のブランドチェンジ』・『社員意識改革』。高いシナジー効果の実証】なんてベタなものを作ったことがありました。
亜流丸出しのやり方ですが単刀直入・単純明快で・・以外に効果的ですよ。
また、もう一つのテクニックとして読む相手の目線に合わせ『一番言われたくない欠点』を表題にする・・というやり方です。この場合、ある種の危機感の植え付けの為のボディコピーも有効です。
例えば・・
【“ライバル店との比較から見た人気度低下の原因とは・・”「解決のための秘策」
我々の場合、ほとんど競合他社とのコンペとなりますので
・他社より先に読んでもらう。
・他社よりも長く読んでもらう。
・他社よりも具体性に富み、想像をかき立てられる。
兎も角、まず企画書出した瞬間クライアントや上司に『うぉっ』と驚嘆を与えられたらバッチリです。
ちなみに、企画書を作ってから最終的に表題を考えるものですが
表題を考えていくうちに逆に中身がプアに思え、後から一部変更なんてことも良くあることです。それだけコピーって重要なものなんですよ。
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