専修学校における「通信制の学科」の制度化について【制度設計試案】
趣旨
・「働きながら学ぶ」など、社会人等の様々なライフスタイルに応じて、専修学
校教育へのアクセスを柔軟に行えるようにする、
・中退者・不登校経験者など、通学制による一斉授業を受けることが困難な生徒
等が、自宅等で学べるようにする、
等の観点から、自由な時間に自由な場所で学べる「通信制の学科」の制度化を図る。
1 専修学校設置基準(昭和51年文部省令第2号)の改正
(1) 通信制の学科の組織編制
① 通信制の学科(通信による教育を行う学科)の設置
○ 専修学校の課程(高等・専門・一般課程)のうち、その教育上の基本となる組織に、昼
間学科(昼間において授業を行う学科)又は夜間等学科(夜間その他特別な時間において
授業を行う学科)を置くものには、通信制の学科(当該昼間学科又は夜間等学科と専攻分
野を同じくするものに限る。)を置くことができることとする。
○ 通信制の学科は、通信による教育によって十分な教育効果が得られる専攻分野について、
置くことができることとする。
② 通信制の学科における指導の体制
○ 通信制の学科を置く専修学校においては、通信による指導に加え、当該学科の教育の特
性に応じ、実習、実技、演習その他の面接による指導を適切に行うための体制を整えなけ
ればならないこととする。
③ 通信制の学科における授業時数
○ 通信制の学科において行われる授業の授業時数は、1年間にわたり、120単位時間(≒
450単位時間(夜間等学科の最低年間授業時数)×1/4)以上とする。
※ 1単位時間は、50分とすることを標準とする。
※専修学校教育の振興方策等に関する調査研究協力者会議
資料を引用
(2)通信制の学科の教育課程等
① 学修の方法
○ 通信制の学科における学修は、
ⅰ) 印刷教材等による学修(印刷教材その他これに準ずる教材を送付又は指定し、主とし
てこれらの教材により行わせる学修)と、
専門学校における通信教育の認可 動き
»
本来、2011年に文科省からパブリックコメントが出る予定でした。
しかし、3.11の未曾有の大災害に見舞われた為 未だに出ていません。
しかし、専門学校における通信教育学科のスタートは、変わらず
2012年 4月~ との事。
仕方ないのかもしれませんが、学校には準備ってぇもんがあります。
4月~と学生集めどうするのでしょうか? 判らないなぁ。
一応、下記指針を引用しておきますね。
ⅱ) 面接授業(実習若しくは実技、実験、演習又は講義による授業)の履修による学修と
の併用により行うものとするほか、
※ 全課程を通じた学修の概ね4分の1程度以上は、面接授業の履修により行うものとする。
の併用により行うものとするほか、
※ 全課程を通じた学修の概ね4分の1程度以上は、面接授業の履修により行うものとする。
ⅲ) メディアを利用して行う授業(専修学校設置基準第12条第1項の方法による授業)の
履修による学修を加えて行わせることができるものとする。
履修による学修を加えて行わせることができるものとする。
【専修学校設置基準】
第12条専修学校は、文部科学大臣が別に定めるところにより、授業を、多様なメディアを高度
に利用して、当該授業を行う教室等以外の場所で履修させることができる。
○ 印刷教材等による学修を行わせるに当たっては、添削等による指導を併せ行うものとする。
○ 通信制の学科における学修は、定期試験等を含め、年間を通じて適切に行うものとする。
第12条専修学校は、文部科学大臣が別に定めるところにより、授業を、多様なメディアを高度
に利用して、当該授業を行う教室等以外の場所で履修させることができる。
○ 印刷教材等による学修を行わせるに当たっては、添削等による指導を併せ行うものとする。
○ 通信制の学科における学修は、定期試験等を含め、年間を通じて適切に行うものとする。
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