専門学校の最新情報 第6回 専門学校業界のe-learning動向
2012年1月、専門学校における通信教育の認可に関するパブリックコメント
【e-Gav
(http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=185000557)】が発表されて約3カ月が経過しました。文科省の意向通り?着実に制度化に向けて進んでいるようです。
一方で、通信教育に対応しなくてはならない専門学校の状況はどの様になっているのでしょうか?
現在、弊社のクライアント様からのご依頼で専門学校における通信教育の状況を調査しています。その一部を抜粋してお知らせいたします。
■調査校数 30校
■調査方法 聞き取り調査
■対象者 校長、学科長等
まず、大手専門学校における通信教育導入に向けての各校の取り組みですが大きく割れて以下に大別されます。
【専門学校における通信教育(e-learning)導入調査】
①正課の学科の補助として試験的に導入。その後、通信教育課程を設立。
②現在実施中の社会人向け研修に対して導入。状況に応じて通信教育課程
を設立。
③他校の動向を様子見。
④文科省等の委託研究事業でカリキュラムを開発。その後、実施。
⑤余り興味ない(理美容系専門学校)
他には・・・
■系列校や商圏がぶつからない友好関係のある複数の学校と共同でLMSを作りたい
■ヒューマンスキル系等共有できるコンテンツは複数校で共同で作成したい
等具体的なプランまで考えている学校も多かった。
コンテンツに関しては、自校独自で既存カリキュラムノデジタルドキュメント化を基本に文部科学省委託研究事業による開発等幅広い回答が聞かれた。
文部科学省の所見によると2013年4月からの制度化となっているが専門学校各校の現場にはまだまだ情報が無く、各校ともこれから情報収集をしていこう。
学科としての立ち上げのボリュームゾーンは2014年・15年辺りになるのでは・・と感じました。また、校長以下教員に関してもe-learningに関して見識が無く
これから調査を行い、見積等詳細な打ち合わせを行いたい・・との希望が多かった事をご報告いたします。