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忌中・喪中はスタートライン

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今年に入って早々に親戚に不幸がありました。それからおよそ半年になります。

忌中という期間は結婚式や引越し等を避けますね。これには絶対にダメというニュアンスがあるように思います。一方で喪中という期間となると、まあ気にする人は自粛するかもね、というくらいのニュアンスでしょうか。私はこの忌中・喪中という期間を引きずる性格のようで(亡くした相手との付き合いにもよるのですが)なんとなく期間を意識してしまうためにか忘れられないことがあります。

この期間が禁止を伴っています。人の心理というのはおもしろいもので、禁止されると「あと何日経てば」というように前向きな心理になります。一方でこういった時間の線引がなければ、いつまでもくよくよと考え悩み、後ろ向きで居続けてしまうのかもしれません。

例えば旅行に行こうと思っても、来月には忌中・喪中が終わって出かけられるようになるからどこかに行こうかな、という考え方がある一方で、そういった期間の目安がなくて自分だけで考えようとすれば「来月で半年だからそれまでは旅行も遠慮しておこう」というのが1年になったり2年になったり、梅が咲くまで桜が咲くまでといつまでも心を塞いだままかもしれません。

忌中・喪中というのは辛気臭い考え方のようにも思いますが、実は再スタートを切るための踏切板のような特性があって、生き残った人同士が生み出した知恵なのかもしれないと思いました。

オルタナティブ・ブログで出会った高橋徹さんが亡くなってから早いもので3年が経ちました。すっかり昔のことと思っていたのですが、それでもなんとなく命日のある8月というのを避けて9月にしたいような気分だったので今日投稿しました。年齢の割に深く考えるもんだね。ははは↑と言われているでしょうか?

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