『ドジっ娘リーダー奮闘記』とチリの落盤事故からリーダーシップについて思う
小俣さんより『ドジっ娘リーダー奮闘記』をいただきました!
『Amazon.co.jp: ドジっ娘(こ)リーダー奮闘記: 小俣 光之, 鈴木 麻紀: 本』 http://www.amazon.co.jp/%E3%83%89%E3%82%B8%E3%81%A3%E5%A8%98-%E3%81%93-%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%80%E3%83%BC%E5%A5%AE%E9%97%98%E8%A8%98-%E5%B0%8F%E4%BF%A3-%E5%85%89%E4%B9%8B/dp/4798026530
以前のオルタナミーティングである方と話したのですが、リーダーとは誰かと誰かが出くわしたときに
「ああもうこの人に従おう(自分でやるよりうまくいきそうだしorめんどくさいしor自分を引き上げてくれそうだしetc)」
と思わせる資質を多く持っている人のことではないかと思います。ですのでふたりのリーダーがいてどちらを本リーダーにしよう、というときはふたりで一緒に仕事をさせると徐々にどちらがリーダーかみえてくるのではないかと思います。
『ドジっ娘リーダー奮闘記』では主人公のしんこちゃんが様々な経験を通じて立派なリーダーになっていきます。私は↑のような考えを持っていますので、しんこちゃんがまだしっかりしない最初のほうでも「ああ、こういう人がリーダーなんだよな」と感じていました。
しんこちゃんは当初リーダーとして必要とされるスキルをどれほど多く身につけているわけではありませんでした。しかしリーダー精神にあふれる人物だからこそ、日々の色々な出来事を通じてリーダースキルを身につけていくことができたのでしょう。
話は変わりますが、チリの落盤事故で地下に4ヶ月閉じ込められることになった33人の方には素晴らしいリーダーがおられるようです。食料を配分したり、寝る場所やトイレにする場所を決めたりと、その活躍が伝えられています。もう3週間が経ちますが、誰もそんなに長期間地下に閉じ込められたことなどありません。そういった環境でリーダーをするのは本当に難しいことでしょう。成功だけでなく、失敗することもあるかもしれません。
例えば今回助けが入ったことで「あんなにひもじい思いをして缶詰を節約する必要なんてなかった」と後出しジャンケンをする人が出てくる可能性もあります。そういった失敗まで含めて引き取れる懐の深さも備えたリーダーなのではないかと勝手に想像しています。
もししんこちゃんと一緒に落盤事故にあってしまったとしたら、やはりしんこちゃんに従うんじゃないかな、ニュースを聞きながらそんな風に思いました。関係者の方が無事生還されますように。