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デスクトップのWindowsをタッチで使うことに慣れることができるだろうか

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某所でWindows7を触ってきました。タッチパネル仕様だったので文字通り「触って」きた感想です。いくつか気になるところがありました。

手が疲れる

デスクトップPCをタッチで操作するには手が上げっぱなしになります。この姿勢で操作するのは腕の重さがネックになるのでは?という指摘が以前から存在しますが、その通りでした。

カーソルの定位置が覚えにくい

マウスの場合ですとマウスを動かさない限りはその位置でカーソルが止まっています。マウスから手を離しても、マウスを持ち直せばだいたい同じ位置にカーソルが残っています。タッチパネルですと表示されるカーソルはそのままなのですが、クリックされる場所はタッチした場所です。「先回の場所」という概念が薄まります。カーソルが目立ちにくいようなアプリケーションの場合は指が迷子状態になります。お年寄りがATMで指をうろうろさせるところ、というのは見かけたことがありますが、自分がこの年齢でデスクトップPCの画面の手前に指をうろうろさせるとは思いませんでした。ちょっと恥ずかしいですね。困るシーンが想像しづらいかもしれませんが、例えばWebサイトで画面の一番下までスクロールすると「次へ」のボタンが貼られているようなケースがあります。これはキーボードのカーソルで一番下までおくって、マウスの左ボタンをクリックするという動作の反復になりますが、マウスがないと「どのあたりに『次へ』のボタンが表示されるか」が把握しづらくなります。

画面が汚れる

画面が汚れます。しかしこれは↑のカーソルの定位置が覚えにくいの問題と打ち消しあい、自分の指紋で「このあたりにこのボタンがあったな」と覚えることができるかもしれません。印南か!

マウスが迷子になる

進む・戻るのボタンと慣性スクロールボタンつきのマウスの場合、Webサイトの閲覧が非常にやりやすくなります。Officeなども同じじゃないかと思います。写真のスライドショーであったり、ゲームなどの非常にタッチ向きのアプリケーションもあります。これを行ったり来たりするのはあまり優しくなく、タッチばかりの人、たまにタッチの人などに分かれるのではないかと思います。タッチ派の人はマウスの置き場に困り、迷子になったりするかもしれません。もしかするとマウスをひっかけておくフックのようなものが流行するんじゃないかと思いました。

目が痛い

当然ながら、画面と目の距離が自分の手の長さになります。私は会社や学校など据え置きPCが設置可能な環境でのノートPC設置には反対しております。姿勢や距離の問題から、キーボードや画面を細かく調整できるような配慮がない限りノートPCを据え置きで使わせるのは良くないと考えています。タッチとなると上の「手が疲れる」の問題から肘を伸ばして操作することは考えづらく、ノートPCを使うときよりも更に画面が近くなるのではないかと思います。また、画面は90度から100度(奥に10度倒す)に設置し、やや見下ろす感じが良いとされます。タッチでは見下ろしがいいのはいいのですが、画面を120度くらいに倒して見下ろした感じを強くしたほうが操作しやすかったです。新たな頸肩腕障害の元になるかもしれませんし、これまでのPCでは操作しやすいとは言えない姿勢ですので誰も積極的にやってきませんでしたが、実はすごく体の負担が小さいかもしれません。

ついでにVAIO X

電源が入っていて操作可能なタイプをいじってみました。閉じた状態から左手で支持し右手でパネルを開くと「よれる」感じを受けました。別にそういう使い方がしたいわけではないですけれども、ニュースでは剛性が高いと聞いていましたし(試験などバリバリやったと)デザインからはよれなそうな印象を受けていたので壊してしまったかと思ってドキドキしました。第一印象でそう感じてしまったためか、下に置いて両手で開けるときも若干しなやかさを感じます。湾岸ミッドナイトってそんな感じの漫画でしたね。Mac派でもないのにMacBook AIRはそんなことなかったのにな、と思ってしまいました。なぜか心の底からAIRが欲しくなるという危険な体験をしました。(結局両方買ってません)

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