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自分のミスや欠点を正当化しちゃだめですよね

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自分のミスや欠点を正当化してはいけないと思います。

http://plusd.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0908/31/news021.html

コミュニケーションパスは最小限に:ソフトバンクで身につけた仕事術は生きる (1/2) - ITmedia エンタープライズ via kwout

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こちらの上の記事で大木さんがこんなことを言っています。

わたしたち社員が考えなくてはならないことは次の通りです。

  • 1.「はい」と返事をした事実
  • 2.「はい」と返事をしたのに、できていない事実
  • 3.「はい」と返事をしたのに、できていない理由(原因)
  • 4.「はい」のゴールを達成するために必要なこと(リソース、スキルなど)
  • 5.「はい」のゴール達成までのマイルストーン

この3番目に関して「これができなかった理由は●●でした」と報告をしなくてはならない場面があると思います。しかしそういう時にはつい自分を正当化してしまいがちではないでしょうか。上司(経営者)の視点からすれば、何かができていない場合に最優先に知りたいことは3と4の「なぜできていないのか」と「あと何をすればできるのか」であるはずです。そこのところを自分の人事評価やプライドのために「自分は問題なかったけど、これが邪魔をした」という報告をして正当化してはいけません。自分が上司なら怒ると思います。

もしそこで自分自身の判断や行動を正当化するために、目標未達成の原因を歪めることをしてしまうと、その後の上司の判断が誤ってしまうことになります。もちろん上司はこういった報告が間違っていることを想定して受け止め、それが嘘(意図的か無意識的かに関わらず)であることを見抜く力が必要とされます。しかしすべての嘘を見抜くことは難しいでしょうから、やはり報告が事実であることが望ましいことに違いはありません。

また自分自身の問題と捉えた場合も、正当化することで自分が成長する機会を失うという問題があります。何が問題だったかを見つめて、「自分の失敗でうまくいっていません」と報告することは本当にイヤなことですが、それができる人は同じ過ちを繰り返すことなく成長できる人ではないかと思います。もちろん、どんなミスも容赦なく罵倒したり人事的な懲罰(減給とか)が与えられるなど組織的な問題がある可能性もあるかもしれません。そういったケースでは全力で隠蔽しないと自分が被害を受けますが、それはもはやその組織からの離脱を検討すべきと思います。

さてここで議論をひっくり返すようなことを言いますと、自分自身の反省は確かに「各論」で正当化すべきでないと思います。各論では反省すべき点を反省し、次に活かすべきです。しかし総論では正当化も必要なことであると思います。

というのもメンタルヘルスの問題があり、各論でも総論でも自分自身に厳しすぎる人はどうやら精神上の健康を損ねるリスクが高いように思います(経験則としても、これまで受講したメンタルヘルス研修で聞いた話からしても。)何か失敗があった場合に、各論ではまずいところがたくさんあったけれども総論としてはベストが尽くせたかな、というような振り返り方ができればいいんではないでしょうか。

また、正直に失敗を報告して上司に怒られた場合も、「あいつは俺に抜かれることを恐れている」のように卑屈な方向に自分自身を正当化せずに、かといって「俺はダメな部下だ」と怒られたことを真正面から受け止めすぎず、「あの点もこの点も正しい指摘をしてもらったなぁ。きっと上司は自分にもっと高いレベルを要求してくれているんだなぁ。良い上司を持ったなぁ。でもまぁ上司は後から評価するだけだからついつい辛口になるよね。」と上司のダメだしを良い方向に捉えつつ、自分自身を否定しすぎないことが必要であると思います。柳に風と受け流してはいけませんけど。

そのためには普段から上司と自分との間に信頼関係を築いておく必要があります。尊敬できない上司から何を言われても正面に受け止めることができません。反対に、この人の意見は流しておきたいと感じる人がいたら流しちゃってもいいと思います。人間は完璧ではありませんから好き嫌いがあります。嫌いな人だらけでは困りますが、少数の気が合わない人の言うことを気にして病んでしまわないようにしたいものです。

まとめると

  1. 上司への報告事項では自分のミスも欠点も正直に報告し
  2. そのフィードバックはまじめに受け止めて反省点を探し
  3. とはいえ全面的に賛同するよりは自分への言い訳も見つける

ということです。スポーツでもハードな重量トレーニングばかりをしていると故障することが多くなると言われますが、ビジネスでも自分自身にあまりきつく反省を求めるとメンタルが故障してしまうかもしれません。時には「あれはあれでベストだったな」と負荷を逃がす工夫をすることで、心のストレッチ体操ができるかもしれません。

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