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神宮花火大会オラクル会場からPRについて考える

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2009年の神宮花火大会の鑑賞会に招待されて行ってきました。

打ち上げが始まる前、遠藤社長からの挨拶がありました。私が参加した会場は「プレス・ブロガー会場」だったのですが、てっきり記者の方しか認識されていないと思いきや「ブロガーの皆様」というお言葉もあり、ブロガー陣のムードが高まります。

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ウェンディもお出迎え。いつもいつもお利口にしていて偉いな(ウェンディちゃんもトレーナーさんもすごいな)と思っていたところなんですが、人間向けに用意されていた軽食に野生を取り戻しかけるウェンディちゃんも見ることができました。

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私のケータイではうまく取れなかったので見ている人々の様子をこちらに。

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二次会(有志)ではこんな珍しいショットも。iPhoneも並べようと思ったのですが、これを撮影したのがiPhoneですので写っていません。

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この機会にPRってなんだろうと考えてしまいました。会場に向かう駅で「駅の出口は町の入り口」という広告がありました。東京メトロが駅広告を売るための広告です。いわゆる「広告の広告」ですね。

普段はあまり気に留めることがなくて、マナー広告やポケモンラリーなどのイベントの告知なんかのほうが目にとまったりします。「とりあえず出しました」的な企業広告や製品広告はあまり意識されないものですが、オラクル青山センターの最寄り駅である外苑前のオラクル社につながる出口ではやはりオラクルの広告に注意が向きます。旅行に行ったときには新幹線の窓から見える「スーパードライ」の広告に目が向いてしまったりと、その人々の意識に合った広告が出せると効果があるようで、そういった意味ではその時々の状況にあわせて広告を出せるデジタル系の広告は有利と言えそうです。朝は英語の広告、帰りはビールの広告、などなど。

他のブロガーの方も書いていたのですが、花火の協賛が思ったよりも注目されていました。花火というアートはテーマがあるようでないような伝わりづらさがありますが、協賛企業を見て花火を鑑賞すると「コーポレートカラーだね」とかそういう予想がついて見やすくなります。美術館でよくわからない絵画があるとついついタイトルを見てしまうというような気持ちに似ているかもしれません。その点では花火会場にものすごい人が集まるのを見越して看板系の広告を出すよりも、たった数十秒の花火に5秒くらいの協賛企業名の表示を出すほうが有利そうです。

チャタムハウスルールで開催された二次会(参加者は明かせませんが)では「あれだけの企業、ブロガー、記者を別の方法で集めるとしたらどれほどの労力がかかるだろうか」という話が出ました。しかもブロガーが招待の対象に含まれたことにより、「私の知り合いの○○さんもいいですか?」という横の広がりもあったことと思います。自ら大きなイベントを起こすわけでなく、何かのきっかけを使って人と人が集まる場所を提供する。しかも今回はオラクル社の事業内容とぜんぜん関係のないテーマでしたが多くの人が集まり、私も初めてお会いする方と挨拶する機会を数多くいただきました。

twitter、Ustream、iPhone、ポーケンなどなど新しい技術、サービスにより人と人が知り合う方法はより多様になってきています。そういった中で改めて「駅の広告」「花火の協賛」「花火を一緒に見る」というアナログな方法がとても大きな成功を収めたことは、こうしてインターネットの片隅に書き留めておいても損はないように思います。

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