【DoHowブログ】ブログはいきなり本題から書く
ブログの冒頭は本題について書きましょう。先月のオルタナブログのアクセス数トップ10を見てみるとそうしている人が主流です。
例えばCloseBox and OpenPodの松尾公也さん。ちょうどRSSからは冒頭の部分が見れますので調べてみました。各2行ずつ上の行がタイトルで下の行の太字がエントリ冒頭の文です。
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いきなり本題です。
例えばシロクマ日報のアキヒトさん。
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ブログでも「今日は暑かったですね」とか「入梅だそうですが」というような文章を見かける印象があったのですが、それはどうやら芸能人ブログなど非ビジネスブログ界でのことであるようです。いさごさんについてはタイトルからしていきなり本文に突入しているかのようなスタイルでおもしろいですね。自分に関係あるかどうかが一目でわかるので親切です。
オルタナブログはRSSが短めなのですが、例えRSSの本文配信部分が長かったとしてもやはり冒頭の数文にはそのブログの本題を書き込んでおくことが望ましいでしょう。というと「要約」にすべきかという感じがしますが、決してそうではありません。そのブログの言わんとすることに対して興味を持たせるような内容であれば要約である必要はありません。例えば疑問系であったり、はたまたわざと自分の主張と正反対のことを言ってみるというのもいいかもしれません。
バリエーションとしてはタイムリーな単語を入れるということがあります。ブログは即時性の高い内容をさらさらと書いていくことに向いてます。そのときどきのトレンドを取り入れていると、後から見返したときに「そういうこともあったな」と思い返すこともできます。すなわち最近であれば梅田氏の「日本のウェブは残念」という発言がありました。この発言をきっかけにしつつ自分の考えについて切り込んでいくというスタイルもあるでしょう。 しかしそういった場合も何段落かにわたって梅田氏の発言について考察した後に全然関係ない本題を語り始めると、梅田氏の発言についてのエントリだろうと予想してきた読者を裏切ってしまうことになります。よって寄り道は手短に、すぐに本題に入ることが読者に親切であると言えます。
一点覚えておくところとしては、検索エンジンの結果にはタイトルは必ず出ます。しかしタイトルに付随する何行かの内容については検索ワードに関係のある部分しか表示されません。これはGoogleもYahoo!もBingも変わりません。ですので冒頭の文章は確かに大切であるとはいえ、あまり凝ったものを考えても仕方ありません。自分のブログのアクセス解析により流入タイプを分析した上で体力を検討すべきでしょう。livedoorやamebloなどではブログポータルからのアクセスが少なくないと思われます。そういったところではタイトル+冒頭の文章と画像あたりがセット表示されることが基本ですので、ツカミを大切にしていくという姿勢も間違いではないでしょう。
今の日本ではブログの地位はさほど高くありません。ビジネス系の内容に限って書かれたブログにしても、日経新聞のようにしっかりとチェックするという人は少数派であると考えられます。多くの人は仕事中の気分転換か暇つぶしか調べ物ついでにブログを見ていると考えられますので、読者=ある程度は暇な人と近似できそうです。そのように考えれば冒頭におもしろおかしいことを書いて本題まで読ませるというやり方はしばらく有効そうです。ただし今後ブログの地位が向上するにつれて過去に書いたふざけた内容に困ることがあるかもしれません。ビジネスブログを長く続けて自分の資産にしていくつもりがあるのであれば当たり障りのない要約や問題提起、時事ワードへの雑感などにとどめておくことが無難でしょう。
もちろん「そんなのつまんないじゃん」という人もおられることと思います。私もそういう考え方です。それに私のブログは検索エンジン経由でのトラフィックが大多数を占めています。オルタナのトップページやRSSからの流入はあまり多くありません。ですので冒頭の文章で人をひきつけるということもあまり意識していません。そのような事情もあり、こういったタイトルでエントリを書いておいてなんなのですが時候の挨拶であったりその日にあった全然関係ないおもしろいことを書いたりと好き勝手にやっています。それもまたブログのおもしろいところではないでしょうか。