google healthを少し解説
CNETの「google healthを使ってみた」のエントリに刺激を受けて、自分もgoogle healthを使ってみました。
こちらがサインインの画面です。IDとパスワードはGmailのものと同じです。
これがサインイン後の画面になります。(自分のメールアドレスが出ているところは隠しました)
画面の左側にはメニューがあります。
- Notices 何らかの健康関連のサービスを申し込むと、ここにメッセージが届くようです。詳細未確認。
- Drug interactions 薬の飲み合わせが悪いとここに表示されるようです。
Profile Detailsのカテゴリを開くと、下の項目を確認できます。
- Age, sex, height... 年齢・身長・体重など。人種があるのが海外のサービスっぽいですね
- Conditions 体調が悪いところ、病名など
- Medications 飲んでいる薬
- Allergies アレルギー
- Procedures 日本で言うところの、手術と処置にあたるものっぽいです
- Test results 検査
- Immunizations 予防接種(今うちの子供が予防接種が立て込んでいるところです。ポリオ受けなきゃ)
他、こんなメニューが並んでいます。
- Import medical records データを読み込む機能
- Explore health services データ連携可能な病院?の検索
- Find a doctor 医師を探す機能
使い方が簡単そうなところをいじってみました。
こんな感じに身長や体重を入力します。公称の身長、170cm相当を入れようとしたらフィートとインチで入れろと言われました。
Conditionで病気の登録をします。胃潰瘍と椎間板ヘルニアを入れてみました。(重要な事を書き忘れてました。ここから先の登録内容は全部適当です)
Medicationsは薬の登録画面。ヘルニアの痛み止めということでボルタレンを入れてみました。胃潰瘍とボルタレンは相性の良くない組み合わせ(自分がひどい目にあった事も)なのでアラートが出るかと思ったのですが、出ませんでした。注意が出るのは薬同士の組み合わせだけなんでしょうか?
Allergiesはアレルギーですね。花粉症を入れてみます。
Proceduresは手術や処置ですね。それらしいものをということで、コンタクトレンズのフィッティングと椎間板切除を選んでみました。
同じような画面が続いてしまうので、Test result、すなわち検査結果は値まで入れてみたいと思います。他の画面と同じように検査名を選んだら、Add recordというところをクリックします。そうすると結果を詳細に入力できます。定性検査のイメージでプラスを登録してみました。備考欄には日本語も保存できるようです。
こんな感じになりました。見たところグラフ機能が見当たりませんが、あると便利だと思います。
CNETの「google healthを使ってみた」のエントリを参考に、マクレーン刑事も大好きアスピリンとボルタレンを同時に登録してみました。そうすると下の画面のようにDrug interactionsというところに△マークが表示されます。詳細を表示すると、一緒に飲んで大丈夫?というような文章が表示されていました。
お医者さんからもらった薬を登録すると、危ない飲み合わせがわかるというこの機能ですが、日本においては薬剤師が強い権限を持っているのでお薬手帳さえ忘れないようにすれば不要かと思います。(日本の薬剤師は処方箋に疑わしい内容が記載されていた場合は疑わしい点を確かめなければ調剤してはならないことになっています。疑義照会と言います。この人の症状にこの薬はおかしいんじゃないだろうか?この量では多すぎるんじゃないだろうか?というようなものです。ですのでお薬手帳にはきちんと履歴を書き込んで、薬局に処方箋を持って行くときは忘れずに持参しましょう。薬局で自分で買って飲んでいるお薬はありますか?というところまで聞いてくれるところもあるはずです。)
病名や薬剤名の欄は英語ならば任意の単語を入力することができるのですが、今のところ日本語入力ができません。病名をインクリメンタル検索できるのは英語のネイティブスピーカーなら便利なのかもしれませんが、自分の場合は辞書を引き引きの作業でしたのでメンタル面であまりhealthyでありませんでした。
また、定期的に血液検査を行っているようなケースでは数値情報をグラフ化したり、CSVファイルで出力したりという機能があると便利そうですが、そこまでの機能も実装されていません。他、画像検査の結果のファイル等、ファイルアップロード機能も見当たりませんでした。ベータ版だからでしょうか。
そのあたりが充実してくれると、「英語版でも良いから使いたい!」という日本人が増えるように思います。