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recollect your recall

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商品のリコールが多いですね。日経新聞の朝刊の社会面の一番下は、リコールのお知らせが載せられる事が多く、いつも注目して読んでいます。

先日、うちの息子が離乳食を始めました。と言ってもどろどろの米粥を小さじ1杯からスタートです。少量のお粥を炊くのが面倒な場合に、湯のみを炊飯器の中に入れてご飯と同時にお粥を炊くという技があるそうです。しかしうちで使っている炊飯器は圧力をかけるタイプだったので、奥さんが念のためメーカーに電話して、それができるかどうかを確認しました。結果、圧力を変化させるときに湯のみが倒れるかもしれないため、湯のみでお粥は炊かないで説明書どおりにお使い下さいとのことでした。

うちは湯のみでやろうとしていましたが、炊飯器の中にセットしてお粥を炊くための専用のカップのような商品も販売されています。うちにある湯のみと違って米や水の量の目盛りがあるため、失敗なくお粥を炊くことができるものです。しかし、私が見たことがある商品に関しては「圧力タイプの炊飯器で使用しないでください」ということは書いてありませんでした。このように、組み合わせ次第で不具合が発生するようなケースは、炊飯器メーカーが注意書きをするべきなのか、お粥カップのメーカーが注意書きをすべきなのか難しいところだと思います。

このようなリコール情報はあまりにも多すぎて消費者側が把握できるキャパシティーを超えてしまっているように思います。そこで、以下のようなサービスを提供する会社を設立するという案はどうでしょうか?

  1. あらゆるメーカーからのリコール情報を集積し、データベース化する。
  2. 民家を訪問し、無償で食べ物から電化製品まで様々なものをチェックする。
  3. リコール商品を発見した場合は、メーカーの指定に沿ったフォローを行う。
  4. リコール商品の発見数に応じ、メーカーから謝礼を受け取る。

1つのメーカーから出たリコール情報は微々たるものですが、それが数多くのメーカーから発せられる事により大量のリコール情報が出回っています。一方、家庭には様々なメーカーの商品が集まっています。そこで、あらゆるメーカーからのリコール情報を集積してデータベースを作成し、家庭訪問を行ってリコール対象商品を見つけてあげるサービスがあると双方にメリットがあるように思います。

肉まんがないときー

あるときー

メーカーは複数社が相乗りでリコール商品を探す形になり、1社あたりのコストを下げる事ができます。

家庭はリコール商品をリコール商品と知らずに使い続けるリスクを低減することができます。回収対象となる商品の不具合が重大である場合、メーカーによる家庭訪問調査が行われる事がありますが、複数社のリコール対象商品をまとめて調査してもらうことができれば受け入れの負担も軽減することができます。

「リコール商品がありますよ」ということを思い出させてあげる、ということでrecall-recollectサービスなんていう名前で始めてみたらいかがでしょうか?

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