良い先輩とはどんな人だろう
後輩から見たら理想の先輩社員ってどんな姿でしょうか。
様々な分野で能力を発揮している先輩は、
後輩から見れば憧れの的であると思います。
自分が知らないこんなことを知っている、
自分ができないあんなことをできる、
自分の半分でそんなことまでできてしまう、
というような姿を見て、いつか自分もこんな風に
なれるのだろうか?という思いを抱きます。
しかし、第一印象で「すごい」と思った人が
長く付き合ってみるとアラが見えてそうでもない、
ということは往々にしてあります。
一旦は目標にしてがんばっていた人が
実は大したことない人だった、ということは
本人の努力が実ったという場合と
目標となる先輩が見かけだけだったという場合があるかと思いますが、
どちらにせよモチベーションが下がる要因です。
実際のところ、自分が成長する分だけ先輩だって成長しますので、
先輩の能力そのものを目標とするのもスキルアップには効果的と言えます。
この方面では、自分のことを意識しているのかな?という後輩を察知したら
格の違いを教えてやるのが良い先輩と言えるでしょう。
他には、自分と違う分野に進んだ先輩や、自分の夢を叶えた先輩に
人生相談に乗ってもらうということもあるかと思います。
特に自分と近い境遇の人ばかりと接していると
相談する相手も同じ悩みを抱えていたりすることがあります。
ですので「大学の先輩」や「クラブの先輩」などのチャネルを通じて
職場とは別の先輩を頼る事も良い事だと思います。
そういった場合は嫌な顔せず相談に乗った上で一杯おごってやると
良い先輩レベルが跳ね上がるかと思います。
同じ職場では、上司の代わりになって
当人の欠点を指摘したり、長所を伸ばしたりしてくれる先輩も
大切な存在であると思います。
上司に指摘されるとどうしても評価・評定のことと関連して
申告に受け止めてしまいますが、先輩からの指摘・忠告は
素直に自分の問題として受け止めやすいように思います。
「人のことを見下しやがって。けっ。追い抜かれるのがこわいんだろ」
と盗んだバイクで走り出しそうなハートでいるよりも、
人から頂戴した意見をしっかりと受け止められる人でいたいものです。
私は無理です。
というエントリは、新人さん向けのものというよりも
自分自身が普段からどのように振舞うのか、振舞ってあげるのか、
ということを考えて書いたものです。
このように考えてみると、先輩社員は目標にされるだけの存在ではありません。
通して読み返してみると「話しやすい雰囲気」が一番大切だと思いました。
まずは眉間のシワを緩めるところから始めたいと思います。