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システムエンジニア内科?

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病院や診療所が看板に掲げる事ができる診療科の名称は決まっています。今現在はタイトルのような「システムエンジニア内科」というのを看板に掲げる=広告することはできません。現在標榜できる科はあらかじめ決められています。その一覧が簡単に確認できるのは電話帳です。なお、病院内では自由に診療科を掲げる事ができますので、大きな病院では診療科が細かくわかれていることもあります。また、インターネット上に掲げるのは広告ではないので自由です。

このことで、「長寿健康科」「すっきり爽やかハツラツ科」などのように何をしてもらえるのかわからないような診療科が無くなる、というメリットがあります。しかし一方で、区分けが大雑把過ぎて困った経験をしたことがある方も少なくないのではないでしょうか。

例えば皮膚科でも、植物にかぶれて行った皮膚科がレーザー治療でホクロや染みを消すことに重きを置いている病院であることがあります。治療自体に問題がないことがほとんどだとは思いますが、うっかり雰囲気の違う病院に入ると不安な感じを受ける事があります。かく言う自分も大学時代に風邪を引いて近所の内科病院に行ったところ、お年寄りの方がほとんどで場違いな感じを受けました。先生からは遠まわしに、「うちは近所のお年寄りを中心に診てるところだからね」というような事を言われた事を覚えています。

これが、来年度を目処に切り替わるかもしれません。内科、外科、歯科の3つの科については、

  1. 臓器や体の部位
  2. 症状・疾患
  3. 患者の特性
  4. 診療方法

を組み合わせた診療科名を標榜できることになる形で検討が進められています。無いとは思いますが、タイトルのような「システムエンジニア内科」というのを標榜する病院があったら、腰痛とか眼精疲労とか睡眠不足とか運動不足とかサーバールームの空調で体調を崩したりとか、頸肩腕障害とか(内科以外の症状が多いですが)に強い病院なんじゃないかと期待が膨らみます。お年寄り内科であることを標榜した病院があれば、お年寄りの方は安心して罹ることができますし、若い人は急病でもなければ他の病院を当たろうと思うでしょう。そうなることで病院側も安心してお年寄りを中心とした経営計画を立てることができます。

どのような形で落ち着くか確定したわけではありませんが、もし自由度が高い感じで落ち着けばシステムエンジニア内科というのも現実のものになるかもしれません。皆さんはどのような診療科に行ってみたいでしょうか?私は入ってから出てくるまで10分で歯の健康チェックをしてくれる『コンビニ歯科』に行ってみたいです。

<参考:標榜できる科>

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