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資格で実力を証明

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本日の日経朝刊によると、ワイズノットがテンプスタッフと組んで
技術者の派遣をするそうです。

ワイズノット、人材派遣大手のテンプスタッフと
技術者特定派遣事業において資本業務提携

上の公式リリースを読んでみたところ、

  1. IT業界の人材不足を解消するために
  2. テンプスタッフ側が人材を募集・育成し
  3. ワイズノットを通じてSIerなどに人材派遣を行う

ということのようです。(※詳細は公式リリースにより各自ご確認ください)

このようなモデルの場合、
派遣する人材の能力を派遣元がどのように証明するか。
そこがポイントになるでしょう。
私が考えるところでは、

  • 研修担当企業の研修プログラムを満了したことを証明とする
  • 第3者実施の資格を習得して証明とする

この2点のどちらかになるかと思います。
研修プログラムを満了したことを証明するだけの場合は
どうしても自分で自分を証明することになります。そうすると、

「テンプスタッフさんが育成してワイズノットさんが派遣する
技術者ってすごく優秀な方多いですよね。」

という認識が一般化するまでは

「本当に即戦力で開発に参加できる?ちょっと研修で習っただけなんでしょ?」

などと言われてしまうこともあるのではないでしょうか。
特に未経験者や、全然関係ないIT技術からの専門転換をした方は
そのように受け取られてしまうかもしれません。結果、単価も叩かれたり。。。

ですので認定する側に十分な実績ができるまでは
第3者が設立した広く知られている資格を活用して

「へー。この研修を受けた人のサン認定Javaプログラマ合格率が75%もあったんだね。」

などと納得していただくのが安全簡単確実な方法かと思います。
これが資格の強みです。

新卒採用の場合も同じようなことが言えます。
現在就職活動中の方もおられるかと思いますが、
SE募集に対するエントリーシートに
 ●●大学 工学部 情報工学科 卒業見込
と書いてあるだけの人よりも、資格欄に1行
 基本情報技術者
とあったほうが有利に進むことでしょう。

このように何か1つの資格さえあれば、
客観的に能力をアピールすることができます。
他人に対して自分で自分の能力を証明するということは
私のように年の若い人間にとっては大変なことです。

また、多くの資格は取得に大変な困難を伴います。
1つの資格を取るということは、取得に至るまでの
タスクマネジメントや、モチベーションのコントロールなども
含めて評価されるべきでしょう。

一方で資格はあくまで資格でしかありません。
ここまでは資格を褒めて称えてきましたが、
それは、ある一瞬にある一定の能力水準がありましたよ、という証明です。
なんとか詰め込みで頑張って、資格だけをゲットした。でも、
「資格持ってたけど、実際に開発やらせたらグダグダでした。」
なんてことになると、自分だけでなくその資格の価値そのものまで貶めてしまいます。

そう考えると、個人の実力を測るに際して
「数々の経歴を持ち、裏打ちするように資格も取得している」
という方に勝るものはありません。
「受けたら受かっちゃった。特に勉強はしてない」
という感じに資格を取得できることは素晴らしいと思います。
私もいつか、単なるIT資格ゲッターとは言われない、
輝かしい経歴の持ち主となりたいものです。

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