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「未完成婚」カップルの存在から考えてみる、真の少子化対策と夫不要社会の到来。

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ここ最近、お盆休みや年末年始の休暇時期になると、帰省したときの親からの結婚や子どもはまだか話がストレスだというネタが書かれるのが定番化しているように感じます。

そして、2019年の大晦日、Yahoo!のトップを眺めていたら、『結婚1年半「未完成婚」カップル 驚くほど知識がなく...若い男女に必要なのは?』という記事に出くわしました。

医師の方が書かれた記事で、以下のような要旨となっています。

  • 2019年8月末をもって、全国の大手コンビニで成人向け雑誌の販売が中止された
  • 著者は(性について)成人向け雑誌から学んだことはたくさんあるとしている
  • 日本では系統的な性教育がほとんど行われていない
  • 19年に生まれた子どもの数は初めて90万人を割り込む見通しとなった
  • 男性不妊の原因の13.5%は性機能障害
  • 勃起障害の他、女性の挿入障害も合わせると、相当数のカップルが性機能の問題で不妊となっている
  • 結婚しても全く性行為ができない「未完成婚」のカップルが存在する
  • 診察すると、男女の生殖器や生理について驚くほど知識がないケースがある
  • 春画は猥褻にあたるという意見もあるが、未完成婚のカップルを診察するたび、現代にも春画が必要ではないかとつくづく感じる

お見合い結婚と恋愛結婚の割合は自分が生まれた1965年くらいを境に大きく割合に変化がおきており、90%近くが恋愛結婚となっているようです。

wikipediaの「未完成婚」を見ると、しきたりの中におけるやるべきことは当然ながら、お見合い結婚であれば知識継承されたであろうことが、こちらの記述から推測されます。

かつての日本の一部地方では、結婚式(披露宴)の後、新婚夫婦は夫婦となってから初めての性交(新婚初夜、初夜性交)を立会人看視のもとで行い、立会人は新郎が果てた(射精した)ことを見届けて、披露宴後の宴会の席に夫婦の交わりが完成したことを報告するしきたりがあった。

先日カナダのアダルトサイトへ世界各国からのアクセス順位で日本が2位だという記事を見かけたのですが、

注目すべきは、インターネットが普及して様々な情報へのアクセスが容易になった現在においても、医師の立場から「男女の生殖器や生理について驚くほど知識がないケースがある」がなされることではないでしょうか。

話は飛躍してしまいますが、少子化対策で夫婦に金銭を支給するという政策提案は現在の結婚という制度からするとまあ当然とそうなるだろうと。

ですが今日の医師の方の記事をそのまま信じた場合、知識のない夫婦に幾らお金を支払っても、子どもは増えないことも想定されるということですよね。

それ以外にも離婚率の高さのことも考えるに、究極の少子化対策って、夫婦にお金を支給するのではなく、女性が欲しい(残したい)と感じる遺伝的特性を持っているであろう精子を自分で選別して人工授精を行い、夫が存在しなくとも望んだ子どもを育てることができる経済および社会的な基盤の提供だったりするのでしょうかね?

夫に依存しなくとも子育て可能な社会(子育て)基盤が整備されたうえで、経済的に自立した女性が大多数となり、精子バンクで自分が欲しい子孫を選ぶことを普通とする社会が到来することで少子化の問題は改善傾向にむかうのかが興味の沸くところでありますが、

きっとこのような社会が到来したら、お盆休みや正月休みで帰省したときの定番記事は、お金を持ったジジババが、この有能な精子にだったらカネを出す的な会話が交わされるのがウザい的なものに変化するのかもしれません。

それはつまり、究極夫という立場としての男性の役割は不要な社会が訪れるのかもしれない...と2019年の年末最終日に感じてしまった記事のご紹介でしたが、皆さんはどう思います?

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