リツイートで名誉棄損判決も!? Twitter社重役の「リツイート禁止」発表は実現するか?
10月27日、あおり運転の「ガラケー女」とデマ拡散された被害女性が愛知・豊田市議を提訴したニュースが報じられ、11月2日にはこの市議が辞職する事態となりました。
こちらの記事を見ると、
当初は被害女性のインスタグラムのコメント欄が炎上し、その後Twitterで拡大していった模様です。
11月7日には、Twitter社重役が「リツイート禁止」発表したこの内容がニュースとして報じられました。
Features that I'm looking forward to in 2020.
-- Dantley (@dantley) November 5, 2019
- Remove me from this conversation
- Don't allow RT of this tweet
- Don't allow people to @mention me without my permission
- Remove this @mention from this conversation
- Tweet this only to: hashtag, interest, or these friends
この件に関連して、gigazineに掲載された、
こちらの記述が目を引きました。
Twitterにリツイート機能を実装した開発者のクリス・ウェゼレル氏は、以前にBuzzFeed Newsのインタビューの中で、「Twitterはコンテキストに関係なく投稿のリーチを高めることができるボタン(リツイートボタン)を作成することが引き起こす影響を考えていませんでした」と語り、「リツイートボタンがプラットフォーム全体を悪化させた可能性がある」と考えていることも明かしています。さらに、Twitterのジャック・ドーシーCEOも「間違いなくリツイートを含むすべての行動のインセンティブと影響について考えている」と語り、リツイート機能の改良が計画にあることをにおわせるコメントを残しています。
ただ、この「リツイート禁止」についてはあくまでアイデア段階で実現可能性は分かりませんが、リツイートを巡って国内でこんな出来事があります。
裁判自体は9月のようですが、11月9日、「他人のツイートをリツイートしたら名誉棄損!? 橋下徹氏をめぐる裁判の異様な判決」という記事が配信されました。
裁判の内容についてはこちらの記事を参照いただければと思います。
この判決を受け橋下氏はこんなツイートをしています。
元ツイートに意見があるなら、コメントを付してリツイートしましょう。単純リツイートするならば、元ツイートの真偽を確認しましょう。リツイートにも一定の責任を求め、ツイッターの世界での名誉毀損拡散に歯止めをかける裁判例。 https://t.co/BKQudOwKCQ
-- 橋下徹 (@hashimoto_lo) September 12, 2019
メディアリテラシーの必要性も良く語られていますが、これからの時代はSNSリテラシーとして
- コメントを付してリツイートする
- リツイートするならば、元ツイートの真偽を確認する
↑この2つが重要になると、今日紹介したそれぞれの出来事から考えられるのではないでしょうか。