スタートアップと大企業の時間感覚の違い。だが巨大企業amazonはもっと凄かったというお話。
友人が日本の大企業の意思決定スピードが遅いというエピソードと共に
こちの記事をシェアしていたので、リンクを辿ってみました。
20%の企業がスタートアップとの案件を締結するのに半年以上かけているという結果が出ています。スタートアップにとっての半年は、大企業にとっての5年くらいの感覚です。これではスタートアップ側にメリットが少なくなってしまいます。
ここで紹介されている「半年」が日本の大企業になった場合に、どのくらいの期間になるのでしょうかね?
先日も紹介した記事ですが、「アマゾンが潜在力1位 潜在的成長機会指数 」という記事を日経が紹介しています。(イノベーション指数、競争力の源を読み解くという記事)
さて、イノベーション指数、競争力で1位に選出されたアマゾンは巨が付く、大企業ではありますが、時間についてどんな考え方をしているのでしょう?
「amazonの哲学」という書籍でベゾスのこんなエピソードが紹介されています。
- 株式公開のため7週間の沈黙期間が必要だった
- その間ベゾスは取材を受けられない
この状況に対してベゾスは、
「7年間も事業を遅らせなければならないなんて、とても信じられない事態です」
こんな発言をしたらしいです(苦笑)
この他にも時間に関する発言として紹介されているのがこちら
「このような環境で20分より先の未来を考え得るなど時間のムダだ」
きっとこのような言葉を紹介すると日本と米国流の違いを持ち出す方がいらっしゃるかと思いますが、米国流が馴染まないという方向けに、日本の経営者のこの言葉を最後に紹介しておきますね。
「いくら良い発明・発見をしても、100万分の1秒遅れたら、発明でも、発見でもない」by 本田宗一郎
P.S.
米国でいま成功を収めている成功者って、日本の戦後復興期の創業者と近いマインドを持っているのか、このエントリ書きながらちょっと気になったり。