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辺境の創造性:カルロス・ゴーン氏は日産の改革だけでなく、司法制度の改革も実現してしまうのだろうか?

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「旧いものは概して自分自身のなかから新しい大躍進をおこなう力をもたないからである」とはJ.A. シュムペーターの言葉。

大学院で講義内容(戦略と組織の イノベーション)のサマリーを作るという担当になったときに、こんなスライドを作りました。

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辺境の創造性
本当の組織の変革者は辺境から現れる。

この具体例として、自分はキャノンと日産の例を紹介しました。

改めて申し上げるまでもなく、リバイバルプランによって日産は改革を実現しました訳ですが、その当時カルロス・ゴーン氏が逮捕される状況を誰が想像したでしょうね。


ご存知のようにカルロス・ゴーン氏は金融証券取引法違反の疑いで逮捕され、起訴後も勾留が続いています。

これをうけ、弁護士が同席しない取り調べや長期間の勾留について、日本の制度に対する批判が高まりつつあるようです。

土井氏は日本の司法制度の問題点として、弁護士立ち会いのない取り調べや長期の身柄拘束を指摘、「国際スタンダード(基準)とかけ離れている」と強調。

日産はカルロス・ゴーン氏のリバイバルプランによって経営難からグローバルで戦える企業に変革を成し遂げたと言えるでしょう。

そして、この逮捕劇が、日本の司法制度が前述の記事にあるように「国際スタンダード(基準)とかけ離れている」ところから変革を成し遂げ、グローバル・スタンダードに近づけることに成功したとしたら、カルロス・ゴーン氏は別の意味で日本の歴史に残ってしまうのではないでしょうか。

IT化の面などにおいても日本の司法分野の立ち遅れを指摘する記事が目につく今日この頃ですが、カルロス・ゴーン氏は日産の改革だけでなく、司法制度の改革も実現してしまうのでしょうか?

はたまた、そんな実績を残すことになったら一体誰にどれだけの報酬を請求するのだろう!? というのは冗談です(苦笑)

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