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人間は「依存の動物」だから“ティッシュ御曹司”は笑えないと書く毎日新聞と、「図らずも、カジノが莫大な利益を生み出すことが国民にも分かったはず」というカジノ議連

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新聞の紙面を埋めるために時に、沢山ネタがあれば当然どれを載せるか取捨選択することになりますが、こんだけ毎日朝刊、夕刊休まず発行していれば変てこな記事が掲載される場合もあるのかもしれません、、、

ただ、そこに掲載される記事はノーチェックで掲載される訳ではない筈なのですが、昨晩のこの記事は何を伝えたい記事なのか非常に疑問

仲間うちから「あいつ、ビョウキだ!」と言われるのは……多分、○○依存症だからだろう。何かに夢中になって、気がつくと“深み”にハマっている。

と始まって、

WHO(世界保健機関)の専門部会が提唱した概念である種の快感や高揚感を伴う特定の行為を繰り返しするうちに「深みにハマる」のは、古今東西、立派な病気

依存症は病気だと指摘、そして、

依存症をバカにするあなたも多分、○○依存症だと思う。例えば、喫煙依存症は日本では1800万人(厚生労働省の1999年調査)。これだけで、日本人の7人に1人が依存症だ。

 まだまだ、ある。薬物・アルコール依存症、セックス、通販、占い、宗教、ネット……依存する対象は無数にある。

あなたも何かの依存症かも?と問いかけをして、なぜか締めがこんな展開に、

カジノで数十億円も損した製紙会社の御曹司を笑っていられない。なにせ、人間は「依存の動物」なんだから。(専門編集委員)

世の中には株の配当でお小遣いが毎月千万単位って方も日本には稀にいらっしゃるようですが、多くの人は経済的な理由から仕事に依存せずに社会生活を営むことは無理ですよね。

マル優とかがあった時代であればコツコツ貯金で資産を増やしみたいな事もできましたけど、その時代とは環境激変、欧米に比べれば雇用環境が安定している日本のサラリーマンだってリストラされたら再雇用には苦労が伴うケースが大半でしょうし、独立自営で仕事を続けていくのだって大変な時代に、TPPだなんだという話しになれば事業継続のために更にどんな工夫が求められるんだろう…ってご時世

年収どんどん下がるし、最低賃金や年金の支給金額と生活保護の受け取り金額の事とか、社会的な矛盾点への不満を多くの人は黙って溜め込んでいて、そんな最中に明るみになったこの事件、ティッシュ御曹司を笑ってなんかいないし、個人で数十億返済できる身分格差に愕然としているほうが圧倒的じゃないかと思うのですが、、、

今回の事件は、日本にもカジノを作ろうって人たちにとってダメージになったという報道もされているようですけど、中にはこういう論陣を張る方もいて、

 「今回の事件で図らずも、カジノが莫大な利益を生み出すことが国民にも分かったはず。昨年のマカオのカジノ総収入は約1兆9300億円という。日本で実現すれば、地域振興や被災地復興に間違いなく役立つ」

不景気の中で財政確保しようと思うと、こういう手法しかないのか、、、と考えると、税収ありきでこれまで違法だったギャンブルなりが合法になってくる世の中に変化して、こういう生活を破綻させるかもしれないリスクとの付き合い方を学ぶ必要性を自分だけでなく、親として子供にどう教えるべきかとか悩んでしまいます。

ただ、ギャンブル、麻薬とか、手軽に手が届いてしまう世界は日本以外にはあるわけで、そういう考えると、世界標準で考えると甘っちょろい話ししちゃったのかな、、、と考えたりもしています。

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