ハリーポッターのJ・K・ローリング氏が電子書籍の直販開始で書店は激怒?
J・K・ローリング氏は電子書籍に対して批判的なスタンスをとっていたのが一転、、、という話しを6月12日にお伝えしました。
その中で、
現在『ハリー・ポッターシリーズ』appleのiPad向け、Amazonのkindke向けに正式な電子化されたものが存在しませんが、これが電子化されたらかなり大きなニュースとして取り上げられるでしょうし、これまた大きな収益を作者や出版社に与えてくれるのではないでしょうか。
こんな風に紹介したのですが、これまでの批判はどこえやら、、、って感じで何やらPottermoreという専用サイトを通じてハリー・ポッター全巻の電子書籍販売と何かしら+αコンテンツの「直販」をやっていくという発表があったようですね。
システム開発はKindle書籍を1万以上の米図書館で貸し出すサービスも手掛けている米OverDrive社が手掛けるようで、対象とするデバイスについては
we are talking to the Kindles, the Apples, the Googles, Barnes & Noble to make sure they are compatible.
こんな記述がみられます。
脇道にそれますけど、日本はAmazon、Google、そしてAppleが本格稼働しないがために電子書籍を個別アプリとしてリリースするというところから脱却できていないところがあり、ほんとこの辺の進みがもう少し早くなってくれることを願ってたりするわけです、、、
さて、このPottermore10月に正式公開らしいですが、何やらHarry Potter competitionの勝者だと7月末からアクセス権限が与えられるみたいです。
そして記事の最後には8社が断ったハリーポッターシリーズに唯一GOを出したBloomsbury社のSarah Odedina氏のコメントが掲載されおり
"Bloomsbury is delighted to be partnering with Pottermore in this exciting new chapter for the Harry Potter books. It brings the books and the digital age together in an innovative and unique way."
ここで述べられている、Pottermoreから提供されるサービスが革新的、ユニークな方法で提供されることで売れない、売れないと言われる電子書籍もこのレンジなら凄い商売になるってことを示してもらいたいものです(苦笑)
それにしても、J・K・ローリング氏の電書批判派から、一転専用サイト立ち上げて直販ってものすごい豹変ぶりに笑ってしまいつつ、紙の本が無くなるなんて言いませんけど、日本の狭い住宅事情とか考えてても、あと10年、20年経過したときにはかなり電子書籍の有用性が認められて、その存在も一般なものになっているだろう、、と思ってます。
それでは最後に
pottermoreについて語るJ・K・ローリング氏の映像と、pottermoreのサイトを紹介した記事はこちらからどうぞ!