「Google-Wave-API-Japan」のキックオフパーティー行って来たよ!
Google I/O 2009 で発表されたコミュニケーションとコラボレーションを支援するプロダクト Google Wave。発表当初からその反響や期待は大きく、デベロッパコミュニティが立ち上がるなどかなりの注目を集めている中でGoogle の準公式コミュニティとして認定されことを記念して、「Google-Wave-API-Japan キックオフパーティー」が開催されました。
そこになんとエンジニアでもない非理系…超感覚だけ人間な私が、たまたまGoogleWaveについてブログ記事を書いていたって事がキッカケでお声を掛けていただくチャンスに恵まれたのでこれ幸いってことで参加させていただきました。
パーティーのほうは、冒頭グーグルのデベロッパー アドボケイトの石原さんから「Google-Wave-API-Japan」についての解説があり、
グーグル・デベロッパーアドボケイトの石原さん
Googleから2名のコミュニティリードの方と、グーグル社員2名がサポートエンジニアとして支援する体制で活動予定という体制についての解説と、
それに続いて、シーサーの安藤さんGoogleのエンジニア、パメラ・フォックスさんからのGoogleWaveについての解説があり、ここで参考になったのは
Google WaveのAPIを1行解説
- 「ロボットAPI」
Waveの参加者のように振舞うプログラムを作れる - 「ガジェットAPI」
Waveに張付ける特殊な機能をもったパーツを作れる - 「エンベッドAPI」
Waveを別のウェブサイトにに貼りつけることもできる。
そのまとめとして
- Wave内のコンテンツに対して何かの処理をしたいなら「ロボットAPI」
- 特殊な共有ステータスを使うなら「ガジェットAPI」
- 特殊な共有ステータスを使いつつ、Wave内のコンテンツに対して何かしらの処理をしたいなら「ロボットAPI」+「ガジェットAPI」
- Waveを他のサービスに張付けるには「エンベッドAPI」
こういうチョイスになりますよ!ってお話。
開発者の方々にとってはどんな機能をGoogle Wave上に盛り込めるかってのは最大の関心事だと思うのですが、パメラ・フォックスさんのほうから、ホワイトボード機能やビデオ会議機能、地図情報を取り扱うガジェットAPIやロボット対戦型のゲームガジェットなどが披露され、その一部は現在提供されているGoogle Wave内での利用可能なのでアカウントをお持ちの皆さんも機会があれば試してみてはいかがでしょう?
パーティーのほうは、乾杯やら歓談の時間を経て、
グーグルジャパンの市川さんがグーグルの有名な「20%ルール」の時間を活用して開発したガジェットについての解説と、「アイデアソン」優勝者ごうださんのプレゼンとなりました。
現場で動くところは披露されなかったのですが、こちらのごうださんのサイトのほうではGoogleWaveで初音ミクがねぎ振ってくれるガジェットやら、マインドマップを使えるガジェットが公開されていて、
このパーティー開催後Twitterでハッシュタグ #wave_api_jpではこのマインドマップの事を取り上げている方多かったようです。
パーティーのほうは最後にTokyo GTUGのリーダー松尾さん、前述のあんどうさんと共にWaveのAPI Expertを務める中村さんからのまとめの挨拶でお開きとなりました。
Google Waveはパメラ・フォックスさんがGoogle I/O 2009の際に多くの日本人開発者に声を掛けたというからって話もあるようなのですが、日本コミュニティ他国に比べてかなり盛り上がっているという話もお聞きしたので、この勢いを持続していただき、安定性やらガジェットなどによる拡張性はどんどん広がってほしいものだと感じたのでした。
あんまり細かいところまで触れてしまうと相当な長さになってしまうので、「ロボットAPI」やら「ガジェットAPI」についての解説やデモを見ながら利用者視点での思いつきは次回エントリに譲りたいと思います。
関連リンク
上記のプレゼンに登場された方々
Tokyo GTUGのリーダー松尾さんとパメラ・フォックスさん
グーグルジャパン市川さん・シーサーの安藤さん・a2c中村さん
最後に、わたし的にとっても気になったモノはこれw