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Google Waveを使って社内会議をやってみた

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Google Waveの招待を取引先の方から頂くというラッキーな状況を得まして、早速昨日CMパンチのスタッフ3人で社内会議に利用してみました、D社のS様ありがとうございます!

開発関連の会社さんの会議に呼ばれると「究極の会議」で紹介されているような手法をとられる会社さんが多く、CMパンチでもこの手法は参考にさせていただいている部分ありまして、Google Waveに期待したのは参加者それぞれが議事内容についての書き込みをその場で行っていくような会議ができるかな…とワクワクしながら、Google Waveを起動!

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初期画面ではこんな感じで、まず自分が閲覧可能なWaveが一覧として表示され、今回の会議用のWaveにコンタクトリストから参加者を追加し、初回は基本的にわたしが全体の流れを記録するような役割をしながら、こんな感じで、意見や要望を記録しそこに会議の席上でレスポンスを入れてもらったり、作業後に追記をしてもらうテストをしてみました。

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個別のWaveとして作成したやり取りは会議を重ねていくと、当然膨大な数になっていくはずでとりあえずこんな感じで作成・管理していく事になりそうなのですけど、

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同じ案件でも会議ごとにWaveを作成するメリット・デメリットは当然ありそうで、その辺の作成・分類は現段階でどういう手法が良いとかはまだ言えない状況と思われます。(タグでの分類管理は現時点でも可能です)

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各自のアイコンが付くので発言者の区別はしやすいのですが、発言した内容を意見、結論、ToDoなどを視覚的な面での差が付けられたり、議論全体についてはタグで分類できるのですが、これと同様に個別の発言についてもタグが付けられると便利なのかも…と想いながら記録してました。

発言内容はテキストだけでなく、個別アプリケーションファイルや画像ファイルもアップできますのでウチのような制作系の会社でも必要なファイルを個別Waveの中で共有可能になっています。

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機能解説については他にも沢山のブログなどで紹介されているのでここでは割愛させていただきますが、「リアルタイム更新できる掲示板か…」的な印象を持たれた方も多いのではと思うのですが、Google Waveとはどんなモノなのか?という観点で是非知っておいていただきたいサイトがありましてこちらで紹介させていただきたいと思います。

ちなみにGoogle WaveについてはNoriyo Asanoさんという方が非常に参考になる情報を日本語情報としてアップしてくださっていて(Google Wave Federation Architecture 日本語訳もNoriyo Asanoさん提供されていらっしゃいます)、IA Spectrumのブログのほうでは、Google WaveのテクニカルアーキテクトであるDavid Wangという方のプレゼンの要約として

  1. Google Waveという「プロダクト」と、Waveという「テクノロジ」を区別するのが何より重要。
  2. Waveの仕様はまだあくまでドラフト段階であり、その仕様策定が最優先事項である。(つまり、まだ実装に手間をかけるヒマがない。)
  3. Waveテクノロジを利用するには、それがオープンソース化されている意義を正しく理解する必要がある。

↑こういった解説が日本語で紹介されています。

Google Waveは「プロダクト」であるというのがある意味驚きではあるのですが、Google WaveはオープンスタンダードであるWaveテクノロジをサンプル的プロダクトとしてとりあえず形にしただけの状態でありUIとかに関していまグダグダ言うのは意味がなく、今後Waveサーバは誰にでも作れるが(あくまでこれは技術者レベルって話だと思いますが…苦笑)、見た目は似ていても実は相互運用性を備えていないような“Waveっぽい”システムが乱立するのはやめてほしいとGoogle WaveのテクニカルアーキテクトであるDavid Wangという人がプレゼンしているってのは非常に興味深く、また参考になります。

Google Waveを会社(仕事)で利用しようと考えた場合、活用領域・方法はさまざまですが、冒頭に紹介した「究極の会議」などの手法を取り入れてる会社さんにはきっと無料でこれが利用できるとなったら、いろいろ工夫をしてみたいと思われるのではないでしょうか。

個人的な興味として大きなところとして、今後オフラインツールがどのように提供されるのかが興味あるところですが、この点についてはEvernoteのような形で(PC・Mac版でのオフラインツール、オンラインサービス、スマートフォン用のアプリ提供)サービス提供される事でおおかたの問題は解決するのだろうと予測をしています。

残念ながら、プロジェクターを使えないとか、そもそもネットには繋がらない場所で会議をしないといけない事も多く、Google Waveがその威力を発揮できるのはもう少し先になるのかもしれませんが、こういったツールの操作性の他に、Google WaveやEvernoteにしてもそれぞれの個別情報はチャンクの状態ですから、それをどのように分類し、蓄積した情報の検索のしやすさだったり、再活用時において、こんな利用の仕方がいいんじゃないか…という方法論がとっても重要になっていくような気がしています。

ライフハックネタで有名な佐々木正悟さん、堀E正岳さんが書かれているEVERNOTE活用方法では複数のノートブックで時間軸を意識した管理手法とタグで管理する手法どちらも一理あるよな…と思ってところがあり、

これはほんと導入する個々人や会社によっての違いがあるでしょうし、Google WaveやEvernoteだけでなくどんどん蓄積されていく情報の整理・分類手法とか日本語の検索システムってほんと大切になるんだろうな…と思った次第です。

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