友人が個人情報漏洩から職を失った件から思う事
個人情報漏洩といっても、ファイル共有ソフトによる顧客情報流出とかではなく、非常にアナログな話ではあるのですが、15年来の付き合いのある友人が情報漏洩が原因で仕事を失うってことになってしまいました、、、
つい最近のニュースで企業がセキュリティルールで禁止しているサービスについて社員の多くがやはり便利だから使ってしまっている…というのがありましたけど、管理する側、される側でさまざまな意見があるかと思いますが、友人の場合はルールを守っていなかった事が原因で情報漏洩したので、これが職務規定違反ということで会社と結んでいた業務委託契約を解除されてしまったのでした。
オルタナブログ通信でお馴染みの森川さんの記事「Googleマイマップ、自動保存でリアルタイム公開の怖さ」にはGoogleマイマップの自動保存の件についての紹介記事中で先日起きたこちらの事件の顛末記事が紹介されています。
友人の場合、お客さんの連絡先情報を手書きしたメモを落としてしまい、そのメモが落ちていたことを拾ってくれた方が会社に連絡した事から、職務規定違反ということで即日契約解除になってしまいました。(彼の元職場ではこういった情報はすべて鞄に入れておく規定になっており、個人が特定できるメモの作成・携行は規律違反となっていたそうです)
今回のエントリーはこういう処分について不当だとか厳しすぎる(逆に当然)というお話ではなく、ヤングガンガン契約社員の件もそうですが、自分の労働者としてのポジションにより、同じような事をしでかしても、自分に跳ね返ってくる結果は大きな違いがあり、その辺をちゃんと考えておく事しないとほんと大変なことになる…ってお話でして、
ちなみに私の友人の場合は契約解除され、系列の会社に職を得ようと回ったらしいのですが、契約解除理由が親会社を通じて流れていたのか、どこも業務委託契約をしてくれることは無く、現在ではまったく別の業種で仕事をすることになってしまいました。
ニュースでは、年金や保険に絡んで公務員が法律に違反してるだろ?というような事をやっても結局元の職に復帰していた…というような記事を結構見かけますし、正社員がクビになるというレベルの事ってかなり社会的なダメージや会社にとってのダメージが大きいモノのはずですが、これが業務委託や契約社員という立場ではもう、即決即断でクビって事を考えると、
↑こちらの記事は国内企業の社員ということで、そこに正社員・非正規の割合は記載されていませんが、企業がセキュリティルールで禁止しているサービスを、やはり便利だから使ってしまっている人たちが多数いる調査結果が出ており、
基本前提としては(建前的には?)ルールを守るという事と、記事中にもあるように、有効性の高いルールの設定とルールに従って安全にサービスを利用できるようにする対策を導入すべきだ」ってのは凄く重要と思いつつ、雇用形態の違いにより、同じ事しても結果はとんでもない違いがあったりすることも各人が肝に銘じておく必要ありと思うのでした。