"社員"にソーシャルメディアに費やす時間はあるのか?
CNET Japanに「普通の人にソーシャルメディアに費やす時間はあるのか?」という記事が掲載されていました。
イントラブログの導入などを検討している企業担当者の方には、どの程度の時間をかければ各種ソーシャルメディアとの関わりを日常的に維持できるかを示したグラフがあり、自分の部署や全社的な導入にあたっての事前検討をされている方には参考になるのでは?と思います。
当たり前の話ですけど、webが2.0から10.0になろうが、エンタープライズ15.0になろうが、自ら情報発信するのが苦にならない人、あくまでロム専の人は分かれるわけで、尚且つプライベートな立場でブログとかSNSでエントリー書いたり、コメントや日記を書く事と、業務時間においてこれらの行為(仕事)をすることは個々人のマインドの次元が違いますよね。
パンチのスタッフとこの点についてちょっと話す時間を持ったのですが、パソコン通信なり、ネット活用においての情報の「ギブアンドテイク」という基本理念が、それぞれの会社がこれまで歩んできた組織としてのカルチャーにマッチするのか?ってのがポイントだよな、、、という話から、単なるツールの活用という事であれば、複数の部署や協力会社とのコラボレーションツールとしてまず小規模な導入をしてみるのがやはり良いのかもね、、、という話になりました。
会社の壁面に、営業マンの個人名と売上のグラフとか、グループ単位の売上数字を張り出すような競争心を煽る手法や軍隊方式がこれまでの会社のカルチャーとして定着しているところにこの手の手法が定着するまでには相当な時間が掛かるんじゃね?とか、売上を上げるだけでなく、今後はその活動において他者が参照して情報として役に立つであろう状態での情報の発信をそのままの給料で求めるって本当に社員が納得するのかな?という話も色々出てきて、あっという間に時間が経過してしまいました(笑)
多分ここ1年くらいで社内ブログやSNSの活用ってどんどん事例が増えてくるように思うのですが、それが上手くいくかどうかは、"社員"にソーシャルメディアに費やす時間はあるのか?というだけでなく、これまでの会社のカルチャーがすごく重要な要素なのかもしれないと思ったのでした。
※CNETのほうで書かれている元記事が参照しているブログ(紹介したグラフを作成した人のブログ:英語)のほうも興味ある方はご覧になってはいかがでしょうか?
Museum 2.0 via kwout