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TVの視聴率に意味はあるのだろうか

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先ほど、笑っていいともの後継番組の視聴率のニュースを見ました。視聴率が4.4%と発表されていました。また、ドラマなどの新番組でも視聴率が良かった、悪かったと報道されていますが、そもそも視聴率に何か意味があるのでしょうか。

視聴率といってもテレビを見ている全世帯がどの番組を見ているわけでもなく、サンプリングで選ばれた全国の数千世帯を対象に調査するもの。統計学的には正しいかとは思いますが、終わった番組の数字を出されても、遡ってその番組を見れるわけでもないので、視聴者としては何も意味はない。

そもそも、TVは自分が好きなものを見るものであり、人同じ番組を見ていても、見ていなくても関係ない。唯一スポンサーがTV CMの効果を見るために使っていると思いますが、そもそもレコーダー・スマホ全盛の時代に、CMというのはただスキップする対象でしかない。さらに、リアルタイムに見ていても、見ている番組がCMに入ったら他に飛ばしてしまう。

ガチャガチャ丸チャンネルのTVが居間に鎮座して、一家の家長が見たい番組を決める時代ならともかく、今の時代視聴率で効果を図ろうとしても、まったく意味はないと思います。

最近は同じようなタレントを使った同じような番組が増えてきていますが、意味のない視聴率を争うのであれば、もう少し客観的に番組の中身を評価する仕組みがあって欲しいものです。

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