New Nexus 7の販売価格から考える価格設定の難しさ
新しいNexus 7が発表になりました。前々からタブレットを買おうと思っていた自分は、米国の発表から一ヶ月近くほぼ毎日情報をチェックしていました。
先週28日に発売するとの情報を確認すると、ネット注文ができるサイトを探す毎日。しかし、この前の日曜日に価格が27,800円~になる情報を見たとたん、買う気が半減。そして、現在はASUSのMemo Pad HD7を買おうか検討中に変わってしまいました。
たぶん、同じことをを考えている人は多くいると思います。
では、なぜこのような状態になったかを考えてみると、下記のようにNexus 7の値上げを感情的に受け入れられない環境ができていることがあげられます。
①旧バージョンのNexus7は19800円でリリース⇒次も同じくらいの価格になるだろうとの期待
②US版のNexsus7は220ドル販売⇒為替レートからいっても22,000円近辺になるだろうとの期待
③競合のASUSのMemo Pad HD7が19,800円の価格設定⇒Nexus7のほうがスペックが上でも価格はさほど変わらないだろうとの期待
自分も含む消費者というものは勝手なもので、自分がほしいと思った製品の価格を勝手に付ける傾向があります。たとえば、ペットボトルの飲料であれば150円が定価と考えるので、200円・300円定価の製品は、150円の製品と差がない限り買わない。
また、自分が決める価格は同カテゴリの製品から推測するため、大半の人がNexus 7は25,000円以下で販売されるだろうと予測していたと思います。
27,800円の価格設定でヒットするためには、既存製品・競合他社と比較して大きなアドバンテージ(27,800円の価値)を提示しなければならない。
スペックは前々から見ていますが、実機は見ていないので、実機を見た時点のインパクトで自分は購買を判断すると思います。具体的に、CPUの速度はさして分からないので、画面の解像度のインパクトがどれだけあるかが購買の判断基準になると考えています。
まだ発売さ前なのでヒットするかは分かりませんが、いちユーザーの視点から考えると、欲張りすぎて価格設定に失敗しているのでは?というように思えてなりません。