新入社員は電車で座ることを考えてみよう
4月も1週間が過ぎ、新入社員の方も毎日の通勤ラッシュの洗礼にもなれてきた頃ではないでしょうか。
通勤時間というものは、会社の近くに住まない限り毎日必ず発生するものです。1日1時間の通勤の場合、1ヶ月20日で20時間。年間で240時間発生します。240時間といえば丸々10日。10日間寝ずに移動しているということになります。
この時間を通勤の時間と考えるか、または固まった時間と考えるかにより今後の社会人人生が大きく変わります。
通勤の時間と考えたら、車中暇つぶしにスマホのゲームをいじったり、漫画を読んだり時間つぶしという目的の活動を行ってしまいます。しかし、この時間を固まった時間と考えれば、ビジネス書を読んだり、ネットで情報収集したり、自己啓発の時間にかけることができます。
しかし、本を読んだりスマホで情報収集したりするにもある程度のスペースが必要。路線によっては手も上げられないくらい混雑していることがあるので、全員が全員出来るわけではない。
そのような状態でお勧めしたいのが、席に座るということ。もちろん、空いてないのに席に座ることは出来ません。席に座る為に、どのような行動をすればよいのか、誰の前に立てばよいのかを考えてみること。
毎日同じ電車・車両に乗車していれば、混雑具合とかどこで人が多く降りるとか傾向値がみえてくると思います。そして、降りる人の年齢・性別・服装を見ればどこで降りるか傾向が見えてくる。
座るために観察と考察を行い、レビュー(座れた場合、座れなかった場合の要因分析)を繰り返すことで「考える」という習慣がつくことになります。また、経験を積めば実際に座れるようになる為、座れれば本を読んだり情報収集したりすることができます。
ちなみに私はそのようなことを続けて、だれがどこで降りるかある程度読めるようになった為、東海道線でほぼ毎日座って通勤しています。
座る以外にも、電車の広告で最近の流行を確認したり、ポスターの色使いや構図を勉強して提案書の作成などの参考にすることも出来ます。
たかが通勤、されど通勤。繰り返しになりますが、通勤時間と考えるのか、固まった時間と考えるのか、その結果から起こす行動により、今後の社会生活は大きく変わります。長い社会人生活を少しでも勝ち抜く為、普段から考えることの訓練をすることをお勧めします。