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何のためにITの管理を行うのだろうか

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私は仕事柄多くの会社のITの管理状況を見てきました。しっかり出来ているところもあれば、宗でないところあり、その内容は様々。

また、ITの管理をサポートするソフトウェアも多く見てきました。機器の情報を取得するものから、ログを取るもの、セキュリティ対策のもの様々です。また、時代の流れと共に管理の流行が変わり、一昔前は個人情報保護、その前がECO、最近はモバイルデバイス管理になっております。

ただ、時代が変われどITの管理に数学の解答のような正解はありません。また、先ほど書いた流行と同じく、正解と思われるものは常に変わります。そんな中で、ユーザーは見えない正解を捜し求め、様々な管理を行ってゆきます。

では、いったい何のためにITの管理を行わなければならないのでしょうか。極端なことをいうと、ITの管理をしなくてもパソコンは動きます。また、これも極端ですが、ITの管理をしなくても法的に罰せされることもありません。

なぜ組織はITの管理を行うのでしょうか。自分はそれを「自分の安心の為」と考えています。

管理をしなくてもITは動きます。しかし、障害が発生した場合、管理が出来ていないと対応が遅れる。また、管理をしていないと何かあったときに、上長又は顧客・取引先から怒られる。

ITの管理をしていなくても、法的に罰せられませんが、ライセンス違反になった場合、メーカーから訴えられるかもしれない。

そのような不安を打ち払い、組織又は個人が安心してITを利用したいという動機が、管理を行う動機になっていると考えています。しかし、先ほど書いたように安心に正解はありません。

では、どうなれば安心になるのでしょうか?少し長々書いてしまいましたので、この内容は次回に移したいと思います。

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