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図書館の気分でネットを利用する

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最近はパソコンだけでなく、スマホやタブレットでネットが見れるようになった為、どこにいてもネットにつなげられるようになりました。そのため、ちょっと分からないことや調べたいことがあった場合、すぐさま確認できるようになりました。

一昔前は、何か確認が必要な場合は本屋や図書館に駆け込み、説明が書いてありそうな本を探して、自分で調べたものです。

そういう意味ではネットの普及により非常に便利になりましたが、その反面不都合なこともあります。それは、情報の正確性。

図書館や本屋においてある本は、出版社から出ているものなので、いい加減な情報というものは少なかったといえます。そのため、本に書いてある情報を疑ってかかることは少なかったといえます。しかし、ネットは誰でも投稿できる為、素人が書いた情報と専門家が書いた情報を判別することが非常に難しい。

またネットの場合、ページのデザインや構成などをみて、立派に出来ていればその情報は正しいのではないかと思ってしまう。しかし、これも最近では企業が運営するQAサイトに登録されたような情報もありますので、一概に見た目がよければ情報が正しいとはいえません。

便利さのみを追求し図書館の気分でネットを利用する。確かに便利ではありますが、その結果としてネット上に掲載されたデマを信じて起こった事件や中傷などは多く存在します。

ネット上にあらゆる情報が登録されているからこそ、自分が信じる情報においては、利便性だけでなく正確性も併せて確認することが重要であると感じます。

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