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勝ち負けを意識して仕事を行う

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仕事をしていると様々なところで勝ち負けが発生します。社内で出世するということは、社内の人たちと勝負して勝ち残ること、受注を取るということは競合他社との競争に勝ち残ることといえます。

学生時代はテストの点数、偏差値、学校の合否などで否応なく人と競争することが求められます。社会人になると一転して競争の中にいることを感じることが少なくなります。

なぜ感じることが少なくなるかというと、仕事はテストや受験のように競争する場が明確になりづらい、勝ち負けが分かりづらくなる、そしていつ勝負が決まるか決まっていない場合が多い、ことが原因と考えます。

しかし、会社という組織はうまくできていて、社員全員が勝負に勝たなくても組織を維持できるようになっています。また、案件の受注や出世なども1回で終わるわけではないため、勝ち負けを気にしなくても、組織の中である程度生き残れるようになっています。

学生時代の競争と社会人の競争で明確に異なるのは、学生時代の競争は戦う方法が決められているということ。受験であれば文系・理系の差はあれど、受検科目が決められているため、得意不得意に関わらず同じフィールドで戦うことが供用されます。

社会人の競争は自分の得意な分野を選んで戦いを挑むことが出来ます。だから、同じ商品を売る場合でも、話がうまい人であればセールストークで受注を獲得する、話が不得意な人でも製品知識を身につけ相手の信頼を勝ち取る方法で受注を獲得するなど、自分の得意分野で戦いを挑むことが出来ます。

しかし、それに気づかず人と同じ方法で戦いを挑もうとする人や組織が多いように感じます。他の人と同じといっても、自分が不得意な武器で相手に立ち向かおうとしても勝てないのは当たり前です。そのため、自分が仕事で勝てていないと感じた場合、下記のことを考えてみることをお勧めします。

・自分の仕事ではどのような戦いが存在するのか?

・相手は誰でどのような武器を持っているのか?

・相手と比較して自分(会社)が勝っているところはないか?

・上記の条件を考慮しどのような戦略で挑めば相手に勝てるのか?

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