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手土産選びは難しい

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自分は出張で自社の支店に伺う時によく手土産を持っていきます。数人レベルの支店なので手土産といっても、1000円か高くても2000円程度。持っていく義務はありませんが、出張に出ると半日程度支店で仕事をさせてもらっていて、且つ支店の方に電話の取り次ぎなどしていただくので、気持ち程度ですが手土産を持っていきます。

金額は大したことありませんが、手土産を選ぶのは難しい。最近は、通販や日本全国支店があるお店もあるので、東京しかないと思って買ったものが普通に関西に出店していることもあります。

そんな中、自分が手土産を選ぶ際には、下記のようなことを考えています。

①相手がだれか考える

②ストーリーを考える

③受け取る人が知っているけど買えないものを選ぶ

④念入りに情報収集をしておく

①相手がだれか考える

手土産を渡す相手によって選ぶべきものは変わります。女性と男性で嗜好は変わりますし、女性と男性が混在している場合は、誰をターゲットにして買うのが最も効果が上がるか考えます。これを考えないで買うと、渡したのにセンスがないと切り捨てられてしまうこともあります。

②ストーリーを考える

自分は手土産を選ぶ際に、出来るだけストーリが描けるものを選びます。たとえば、全国ネットのTVで紹介されたものであれば、おいしいかそうでないかは別にして、TV紹介されたというプレミアムが付く為、同じ金額でも喜んでもらえるケースが多い。また、それが混雑しているような店のものであれば、「混雑している中買ってきてくれた」というストーリを渡す人が描いてくれるため、尚ポイントが高くなります。

クリスピークリームドーナッツが出た時、新宿の店舗は大行列で1時間以上待ちの状態でしたが、有楽町の店が出来た時は10分程度しか並ばずに買えました。しかし、地方ではクリスピークリームドーナッツの店がないため、かなり苦労して買ってきてくれたと感じてもらえ、感謝してもらえました。

③相手が知っていて買えないものを選ぶ

前述の通り、最近はネット通販や全国展開する店が多くなった為、どこでも買える商品が多くなってきました。それでも、東京でしか買えないようなお土産も多くあります。お土産を買う際、デパートで買うことは多いですが、その際はお店のチラシを見て行き先の支店の近くに支店がないかを確認して買うようにしています。

④念入りに情報収集をしておく

お土産を買うといっても、何も考えずにその場でいいものを買うのは難しい。いきなり出張に出ることになっても、対応できるように情報収集は必ずしておきます。情報収集といっても、ネットで調べるだけでなく、自分の行動範囲の中でお土産が買えるものを探しておく、人からもらったもので良いものは店を確認しておく、本屋で手土産の本を読んでおくなど、お金をかけずに情報収集はいくらでも出来ます。

お土産はお金を出せばそれなりのものは買えます。高いお金を出して買うのは、営業で言ったら値下げして商品を販売するようなもの。しかし、念入りな下調べと相手のことを考えて選べば、営業が定価で商品を売るように、さほど高いものでなくても喜んでもらうことが出来ます。

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