i Cloud発表で考えたこと
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この秋にApple からi Cloudがリリースされます。このiCloud、素直に見ればAppleから新しいクラウドの活用方法が提案された。穿った見方をすれば、既存のクラウドのストレージ・アプリケーションをうまく組み合わせ、サービスをつくったとも読めます。
どのような技術が使われているかは専門外なのでここでは書きませんが、iCloudが面白いと思った事は、デバイスフリーを打ち出したこと。言い換えると、デバイスはiphone・ipad・Macだけでなく、競合のWindowsでも構わない。iCloudを使えば自分が持つ全ての機器で自分の最新情報を使うことが出来るということ。
PCの黎明期から、PCは常にスペックを追い求めて市場を拡大してきました。しかし、その反面PCで何がしたいかがフォーカスされることはあまりありません。なぜなら、ネットやOffice程度の利用であれば、3年前ぐらいのPCでも何ら問題なく動くため、利用をフォーカスしてしまうとPCの買い替え需要が落ちてしまうから。そのため、PCメーカは一生懸命スペックと付加機能の向上をうたい文句に販売を続けてきた。
しかし、AppleはiCloudでこの流れを打ち壊しました。「機器は何でもいいです。皆さんがITでしたいことは、自分の情報をいつでもどこでも使えるようにすることでしょ!それが出来ると便利ですよね。これがiCloudで無料でできます」と。
以前のブログにも書きましたが、Appleは常に機器ではなく利用者の利用シーン企画・構築し販売する。iCloudは「人はなぜITを利用するのか?」その原点を考え、作られたとても良く考えられたサービスです。
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