こんな時だからこそ正しい情報の判別と判断を
震災から一週間ほど経ちました。この一週間様々なことが起こりました。震災・計画停電・原発事故・商品の欠品など。情報源の一つであるTVは出来の悪い営業みたいに聞く人がわからない原発の専門用語を連発していき、視聴者を惑わしてゆく。
ネットが普及する前は、情報源といったら新聞かテレビ又は周りの人のうわさぐらいで、非常に限られていました。しかし、現在はネット普及しそれにツイッターやSNSが加わることで、誰でも多くの人に情報を流せるようになりました。
当たり前ですが、ネットは誰でも簡単に情報を流せますし、且つ誰が流したかを判断することが難しいものです。イソジンを飲めば放射能から守れる、というとんでもない噂話を流した人を特定するのは難しい。だから、無責任な情報を流すことが出来る。
テレビや新聞しか情報源がない時代は、情報が正しいことが前提となっていました(そうでもないときは多々あると思いますが)。しかし、ネットはその前提がありません。だからこそ正しい情報を自分で判別し、そしてその情報が自分にどのような影響を及ぼすか自分で判断しなければなりません。
スーパーから食料がなくなるのも、正しい情報の判別と判断が出来ていないから。米がないといっても、少なくとも昨年秋は普通に収穫しているのだし、政府が米の備蓄をしているのだから、米は国内にある。それが証拠に、スーパーで米がないので、楽天で米を頼んだら翌々日には宅急便で米が届きました。それも、通常価格で。
与えられた情報をそのまま鵜呑みにして、それが自分の判断だと思うのは楽です。逆に、正しい情報を判別し、自分の影響を判断するのは非常に難しく、且つ苦労するもの。しかし、これが出来ないとこのネット社会では、無責任な情報に翻弄されてしまいます。こんな時だからこそ、正しい情報の判別と判断をすることが非常に重要になるのではないでしょうか。