2011年ヒットしそうなもの予測
2011年最初のフリー投稿になりますので、今回は2011年にITでヒットしそうなものを予測してみたいと思います。
◆電子書籍
とりあえず堅そうなところから。2010年の終わり頃から、GarapagosやSONYのReaderなど電子書籍の端末の発売が続きました。また、Kindleやipadなど既存の電子書籍リーダーも堅調に売り上げを伸ばしています。 10年以上前に電子書籍ブームが一瞬起こり、すぐに下火になりましたが、今回のブームはヒットになると予測します。
過去のブームから続く著作権問題は残ります。しかし、前回と今回の大きな違いは、書籍の配信方法にネットが使えるようになったこと。ネットを使えるようになったことで、書籍のCDを買わなくても端末に書籍をインストールすることができるようになりました。これにより、読みたいときにすぐ本を手に入れることができる。また、また、青空文庫やJコミックなどフリーで書籍やマンガが読めるような環境ができたため、読み込む書籍に幅がでてきました。
もう一つ大きな違いは自炊。自分の持っている本を電子化できるようになったこと。私もそうですが、書籍を大量に持っているために多くの場所を占領してしまっています。また、本を多く持ってはいますが、持ち歩けるの本が限られており、読まない本もたまるといった状態にありました。しかしそれを自炊し電子化することで、端末にすべての書籍を入れることができる。また記憶媒体の大容量化と価格の低下により、これが可能になった。1つの端末に本棚すべての書籍を保存し持ち歩く。APPLEがiPodを発売した時、「自分の持っている音楽をすべて持ちあるく」という売り方で、音楽プレーヤー市場を席巻しました。電子書籍ではこれと同じ現象がこれから広がると思います。
◆スマートフォン向けゲーム
こちらはチャレンジ的な予測。2010年末にキャリア各社からスマートフォンがリリースされ、スマートフォンブームが起こりました。この流れに乗りガラケーからスマートフォンに乗り換えた方も多いかと思います。しかし、2011年はブームに乗ってスマートフォンに乗り換えた方で、スマートフォンを使いこなせないユーザーがでてくると思います。
ガラケーば、電話・メール・ネットなど用途が限られてはいますが、用途が確立されています。しかしスマートフォンは、ガラケーでできることは網羅していますが、使うためには自分でアプリを選んだりしなければならず、買ったはいいけど使いこなせない人がでてくると思います。 さらに、毎月の代金がガラケーよりも高くなるので、何とか使いたいと考えるはず。
そこでとりあえずすぐに使えるものというとゲーム。グリーやモバゲーなど、携帯用ゲームサイトと同様に、携帯と同様に手軽に遊べるゲームが流行るのではないかと考えます。 今までゲームというとPSPやDSのような携帯ゲーム機が主流でした。私もPSPをもっていますが、これを持ち歩いて外でゲームするのは、いかにもゲームをやっているという感じに見られるので、抵抗がある。しかしスマートフォンであれば、いつも持ち歩いているので、邪魔にならない。さらに、見た目がゲーム機でないので、誰でも暇つぶしにちょっとだけゲームをやってみようという気になる。
また、スマートフォンはガラケーより画面が大きいため、携帯よりもより本格的なゲームができる上、ソフトの自由度も上がりますので、今までゲームと縁がなかったユーザーを取り込め、ヒットするのではないかと考えます。