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アメリカの無線インターネット環境

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先日まで出張でアメリカのワシントンにいましたが、今回は日本との通信と、資料づくりができるようノートPCを持参しました。

作業のほとんどは滞在先のホテルでやっていましたが、ホテルの無線インターネットに接続すると1日1000円近くかかるため、通信はすべてイベント会場であったコンベンションセンター内の無線インターネット(無料)でやっていました。

しかし、それ以外でもショッピングモールやマック・スターバックスなど市内の至る所に無料の無線インターネットが張り巡らされていました。日本でも同じような環境はありますが、そのほとんどが有料で、会員登録しないと使えなません。たぶん、アメリカでは水飲み場や公衆トイレよりも、無料の無線LANスポットが多くあるのではないかと思えるぐらいです。

さすがにショッピングモールでパソコンを開いている人は見かけませんでしたが、(私は開いていましたが・・・)マックやスターバックスなどでは、多くの人がiPhoneやブラックベリーなどを使っていました。

無料で無線インターネットを利用できる環境が整備されている。もちろん日本にも公衆で無線インターネットを利用できる環境はありますが、その多くが有料です。利用者からすると無料にこしたことはありませんが、無料ということはどこかで収益をあげなければならない。

日本では少額(月数百円程度)ではありますが無線インターネット回線での課金と、無線インターネットを設置した店舗の売り上げで収益を図っています。しかし、アメリカでは無線インターネットは無料です。これにより、利用者はネット環境を使うために、店舗に入るという流れがきれいに作られています。

しかし日本では、無線インターネット環境を契約していても、店舗によっては異なる会社が運営しているため使えないということになり、使える店舗を探す手間が発生します。しかし、ネットが使えないから店舗を探せない、利便性が悪いから使わないという悪循環になっているように思えてしまいます。

日本でも中途半端に課金するぐらいだったら、フリーにしたほうが利用者はより便利にインターネットを活用でき、端末やネット上のサービスなどが盛んになる。店舗も不特定多数のネット利用者を呼び込めるようになるため、結果的に全体として大きな収益を上げられるのではないかと感じました。

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