社長の挨拶まわりは最高のCRM実践
株主総会にむけて営業報告書ができあがると、恒例の株主様ご挨拶まわりを行い今年度もとどこおりなく終了しました。
ちなみに、わが社は未公開株なのと業績もまあまあ好調なので、総会は平穏無事です。
公開していようが、未公開だろうが株主様は大事で特に当社のような限られた株主様の場合は特にご報告と挨拶は重要です。
これに限らず、年末や年始も合わせて主要株主やお客さまへの挨拶まわりは社長の重要な仕事であり、営業活動を兼ねながらちゃんと毎年かかさず挨拶まわりをしている社長の姿には脱帽させられます。
私は若い頃、この年末年始の挨拶まわりが嫌いで、特にビッグユーザ担当の営業をしていたので毎日のように顔をあわせているお客様に、年末改めて挨拶をし、一週間もたたない間に、また新年だと挨拶まわりをするのは無駄でなんでこんな無意味なことをしてるんだろうと上司の後について回っている時に思っていました。
しかし、わが社の社長のあいさつ回りについていっていると、こうやってトップはリレーションを維持しながら新しい関係作りをしているのだなと関心させられます。
商談をとってくるのは提案力やソリューション力が重要なことは良く分かっておりますが、こういう地道な挨拶まわりから声がかかり大きな商談に発展することがしばしばあります。
現場から離れるとついついお客さま回りがおっくうになりがちで、担当者の報告でしかお客さまの状況が分からなくなってしまいます。また、担当から依頼されなければお客さまに出向かない癖がついてしまいます。
それを定期的なお客さまへの訪問を義務化することにより、打破してます。
CRMの私の定義以下のとおりです。
「商品力に頼ることなくコミュニケーション力で顧客を獲得し維持する企業戦略である」
社長の挨拶まわりとは、まさしくコミュニケーション力で顧客を維持しているすばらしい効果的なCRM実践です。