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iPadがStrong Buyにならない理由

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オルタナティブブログでこんな投稿をすると村八分にあいそうですが、どうしてもiPadを買おうという一歩が踏み出せないのです。新し物好きとしては、欲しくて何度も量販店に見にいったり人が使っているのをみて感動したりしているのですが、購入まで至っていません。こんな普通のビジネスマンがいっぱいいると思います。

なぜかというと、iPadを購入してもカバンの中に入れて持ち歩くノートPCが無くならないからです。色々シミュレーションをしましたが、iPadを購入すると結局ノートPCとiPadを両方持ち歩くことになるため、購入までの一歩が踏み出せないのです。

つまり、会社のデスク以外の場所での仕事環境がすべてiPadで構築できないと無理ということになります。
メールやネット検索、情報シェアであればiPadで何とかなりますが、資料作成となるとやっぱりMS Office等の既存環境が無いと仕事が進みません。自分ひとりで完結するような仕事であればMS OfficeとおさらばしてiWorkやGoogle Doc等のツールを使えばいいのでしょうが、他のメンバーやお客様との情報共有や共同作業の場合はそういうわけにはいかないのです。

会社と自宅はWindows環境でモバイルはiPadでといった案も考えたのですが、出張が多い自分としては新幹線の中でも仕事がしたいし。ホテルでもそうですし。

そもそもセキュリティ上、外にノートPCを持ち出さないというルールの会社もあるようですが、当社はまだそこまで至っておらず、全社的にiPadを導入したモバイルクラウド環境を整備しようという域までにはまだ達していません。

iPadは電子書籍とコミュニケーション&情報検索機器および文具類の代替なので、鞄の中から書籍やノートや分厚い名刺入れと等と入れ替わったと思えばいいではないか、とも思いましたが、結局大きな重たい鞄を持ち歩いている姿が目に浮かびます。それでもノートPC持ち歩き歴10年以上の身分にとっては10年前の総重量よりは軽くなっているではないかとも思いますが、やっぱり納得できないのです。
カッコよく薄い鞄から薄いタブレット端末を取り出し、カッコよく仕事をしている自分を思い浮かべたいのです。

おそらく私のような理由で、本当は欲しくて買ってみたいけど、Strong buyにならないビジネスマンは多いと思います。
でもいつかはタブレット端末で今のノートPCを置き換えたいのです。

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