「24 TWENTY FOUR シーズンV」に見る組織人としてのプロ
遅ればせながら、「24 TWENTY FOUR シーズンV」1~3巻を借りてきて一気に見ました。
相変わらず普段ではありえない短時間での目まぐるしい展開を楽しみました。4巻が出るのが待ち遠しいです。さて、そのストーリー中でのことです。
CTU(テロ対策ユニット)が上からの圧力で捜査活動を止めさせられそうになった時に、責任者が「我々の仕事を妨げる指令は無視すればいい」と言います。それは大統領からの指令だったのですが、さらに、「我々のミッションはテロを防ぐことである。そのミッションを妨げる指令には従わない」と言います。
こういうシーンは現実の企業の中にもよくあります。会社の売上Upのために商談を獲得しようとしているのに、上からの判断で中止させられ別の商談をアサインされたり、顧客満足を上げようと現場でがんばっているのに、コスト削減の対象でカットされたり。
リアルな社会はテレビドラマと違い、納得しないものの上からの指示に従うケースがほとんどでしょう。
しかし、リアルな社会でもTWENTY FOURのように自分の信念を貫いている人もいます。そしてそのような人が企業でも本当のマネージャに立てるような人だと思います。
でも並大抵の精神力ではないのです。上から言われて止めるのは楽です。その責任は上司にあるからです。そしておそらく、やらされ仕事ややり遂げる自信がない仕事の場合は上の指示に従ってしまうのです。
上司から反対されても、
1)今やっている仕事が自分の最大のミッションであることを認識する。
2)それが会社のためになることであると自信をもって言える。
3)そしてどんな苦労があろうと成し遂げる意思がある。
という人が、いわゆるサラリーマンでない、プロの組織人だと思います。
まだまだ、プロの組織人になりきれていないな、と思いながら非現実のTWENTY FOURを楽しみながら、現実の自分を反省してしまいました。