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市場調査とマーケティング調査の違い

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市場調査とマーケティング調査はどう違うのでしょうか? なんとなく使い分けているのはわかりますが、あらためて違いを明確に述べなさいと言われると困る人も多いのではないでしょうか。
くらたまなぶ氏のリクルート「創刊男」大ヒット発想術(日経ビジネス文庫)をの中で明快に違いを明らかにしてくれています。

市場調査とは昨日までの「人の行動」を数値で知ること。
マーケティング調査とは明日からの「人の気持ち」を言葉で知ること。

非常に明快な定義です。また、市場調査は数学で語るが、マーケティング調査は国語で語らなければならないと解説しています。過去の市場は数値で語らなければいけないがそれでは明日は語れません。明日を語るには人の気持ちを深層心理をとらまえて国語で語らなければマーケティングプランは生まれてこないということです。
また、人に対してヒアリングする際も、属性やその人の体験という過去の事実をしっかり把握してそれだけでなくその中に隠れている深層心理、つまり人の気持ちを引き出し、それをマーケティングプランの源泉にすることが重要です。またニーズを探るといった聞こえのいいヒアリングは困難であり、人は不平や不満といった不の要素が強いほど本音が出てきやすいし、その不を解消するという発想が新しい商品開発につながっていきます。つまりニーズを探るのではなく、不平、不満を探りそこからニーズを見つけ出すというのが正しいやり方です。

米国発の学者やコンサルタントの理論書を読むと何となく分かったような、分からないようなで終わるようなケースも、こうした実業に根ざした方の書籍を読むとまた理解が一層深まります。

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