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なんでも交渉ごと

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中国ではList Priceはレストランのメニューぐらいではないか?店で鞄をかっても日本人相手だと値引きが少ないアが中国人相手だと最初からかなりの値引き額になる。マンションを借りているが、クーラーを大きいのに代えてくれとゴネれば、無料で代えてくれる部屋もあれば、契約を決めたときに見た部屋と違い洗濯乾燥機がないと言っても、「この部屋はないし」とあっさり断られる。

マンションの賃貸契約では先住人のインフラ整備状況によっても価格が違う。衛星放送が見ら得るアンテナを先住人が準備していた場合は月々の使用量で済むが、新たにアンテナを敷設するとなると初期費用を払えと言ってきた。これもゴネればもしかしたら無料になるかもしれない。でも中国語が話せないこちらはそんな交渉力はなく、なんか「やられてるんじゃないかな。。」という疑心感を持ちながら家賃を払わなければいけない。

マンション契約ひとつとってもこの状況なので、B to Bの世界ではほとんど交渉、個別見積もりによって決まってくる。

物販の場合でも、数量による値引き幅とかが明確になっているケースは稀である。日本でもそのようなケースはよく見られるが、買い手にとっては得したのか、やられたのかよく分からず評価がしずらい。ビジネスの世界なので交渉ごとが重要でその交渉術によって利益を上げるというビジネス感覚は分からないではないが、大きなトランザクションコストを発生させていることも事実だ。

つかさのWeeklyマンションのようなはっきりした賃貸メニューと価格

ミスミのような仕入れ価格と販売価格を明確にしたオープンプライスポリシー型取引

といったオープンプライスポリシーのビジネスは、経済成長している市場には必要ではないか。あるいは利権という構造に流されて根付かないのか? 中国市場への新規参入者としはビジネスチャンスがありそうだ。

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