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心が折れてしまう前に予防的視点でのメンタルヘルス情報発信

メンタルログのすすめ

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少し前に、「レコーディングダイエット」と言うのが流行りましたが、メンタルコントロールにも同様に記録することがとても有効です。

日々、多忙な日常を流れのまま過ごしていると、自分でも気づかないうちに徐々にメンタルを消耗してしまいます。

「自分は大丈夫」、「気合が足りない」、「甘えだ」 など言う人も、実際に自分自身が"うつ"になってしまうことがよくあります。(私自身も罹患するまでは全くの他人事でした)

特に現代社会は日々多くのストレッサーにさらされて生きています。ストレスは日々徐々にたまって行き自分の中のある閾値を超えると自分でもわからないうちに、仕事でのミスや意欲低下など症状は顕在化してきます。

こうなってしまうと、そこからのリカバリーは非常に困難になってしまいます。

そうならないためにも、日々のメンタル状態を客観視することが有効です。

ダイエットの時に毎日体重計に乗るように、日々の生活の中で "こころに引っ掛かること"、"もやっとする気持ち"など何となく引きずっていることを、外在化します。

個人的には手書きがおすすめですが、これは人それぞれ自分にあった方法で良いと思います。

スマホでメモを取る。ボイスメモで残す。なんでもOKです。

人間は自分の嫌な面や、弱い面をあまり見たくない心理が働き、どこかでは引っ掛かっていてもあえて気づかないことにしてしまいがちです。

そこで、"外在化"をして、いったん自分の外に出し、それを客観視することで自分の中で日々のストレス要因と向き合うことができれば、その日のストレスを次の日に持ち越さない効果があります。

忙しいと少しの時間も惜しいと感じてしまい、中々冷静に自分を振り返ることが難しかったりしますが、ほんの5分だけでもその日の出来事を振り返る習慣をつけると良いですね。

人間は習慣の生き物ですので、振り返りを習慣化して、自分のメンタルログをとることで、こころの安定を図りましょう。

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