BPMS導入の立て役者・・・その3/W氏
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立て役者・・・その3は、化学素材メーカのCIOのW氏。国内に分散する支社・工場の総務系の申請業務を幾つかSavvionで実現されました。システムの構築は4年ほど前の話、まだSOAという言葉も使われ始める前の事。W氏はその当時から、今のSOAを予見してか、「これからはコンポーネントをベースとしてシステムを開発して行くべき」をSavvionで試行・実践された。最近のガートナのレポートで、「これからSystem Component SetからSystemを構築していく」とある、そこでSOAの重要性、各種コンポーネントの考え方が説明され、BPMSの重要性も明確にされている。W氏は4年も前にそれを実験し、その実現性を実証された。
W氏の主張の根幹は、次のようなものです。
■大きなERPパッケージも小さな処理プログラムも会社全体システムから見ればコンポーネント、要はそれらを繋ぐPlatformの優劣。コンポーネントは不具合が有れば交換すればいい。
■変更の少ないものは定評有るパッケージ 或いは手組みプログラムで、変更が将来予想されるものはSavvionの様なBPMSベースで作成する。
■MSの.netの世界とSavvionのJavaの世界とはWebサービスで繋ぐ。
そしてある時、お世話になった社長の退任挨拶の残念話をされた。
社長の辞任挨拶の中、社長在任期の重大事件の披露で、あれだけ迷惑をかけたシステム開発の件には何も触れられなかった。ITシステムの存在の大きさをもっと認識していただけなかった事が大いに残念であると。
他人事でなくこの話を、私も聞いたものでした。
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