オルタナティブ・ブログ > Hello! BPM >

BPMが今、面白い。ITシステムが変わる、IT産業も変わる。

BPMS導入の立て役者・・・その1/S氏

»

BPMS導入の成功事例には、Project-Xではないがお客様側に必ずキーマンがいる。勿論その方、一人ではなく良いチームが有るのだが、やはりそのキーマンが文字どおりキーであるような気がする。業務の内容云々は、事例紹介と銘打って公式にやればいい。ここではそのキーマンとの出会いで記憶に濃いメッセージをいくつか。この様な方々が、米国流にいうとBPM アーキテクトキという人なのだろう。今日はまず第一回、その一である。

「米国の展示会でSavvion見たから来たよ。」といってこられたのがND社のS氏。2ヶ月ほどの製品評価をしていただき、導入決定。ND社が国内初ユーザで当方も経験薄、勿論ユーザさんもSIerさんも当然経験ゼロ。幾つかの行き違いは有った物の最初の業務プロセスは3ヶ月で完成、その後も数本の業務プロセスを開発されBPMSのPDCAを実践されている。

開発が軌道に乗ってから、「なぜBPMS/Savvionを導入されたのですか?」の小生の質問に、人なつっこい顔でS氏の回答「業務のパフォーマンスが見たいんだよ」と、業務の進行過程で実時間に仕事(業務)がどうなっているかを数値で見たいんだよとのこと。数値で見て、①来月の改善目標はここまで、②同業他社より当社はこれだけ勝っている、③事業パートナには、「御社は平均よりこれだけ回答が遅い」・・・と数値で仕事をしたいんだ、とのこと。業務プロセスのパーフォマンを業務と連動して自動的に採り、業務改善に直結する為にBPMSを採用したとのこと。納得である。

S氏は、最初から情シスの人ではなく、工場現場・営業等幅広く経験を積み、社内の他部署との人間チャネルも厚く信頼を得ている方。そんS氏が、ややもすると新技術に否定的な現場に安心感を与え、現場での慣熟期間も予定の1週間も要らなかったとのこと。

現場とIT技術両方を知っている人の幅広さを感じさせて頂いた。

Comment(0)