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BPMが今、面白い。ITシステムが変わる、IT産業も変わる。

雑感:Blogを1年続けて。

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本Blog「Hello! BPM」を書きはじめたのが昨年9月1日、早いものでもう一年が経とうとしている。月平均2件から3件、30件くらいにはなったのだろうか。件数はさておき、この一年での日本のIT業界でのBPMの浸透度、どの程度だったかな・・・? と思う、ちょうど良い機会だからこの一年を少し振り返ってみてみるか。勿論、私的感性・感覚で。

■日本BPM協会設立・・・本年1月設立、早や半年が経過した。その間、主催・共催フォーラム数件、ワークショップも2件ほど。会員数は、個人会員も含め40社程。存在感まだまだだけれど、従来にない存在として既存の協会・グループとの連係活動が進められている。一方協会内のWG活動である「BPMのコモンセンス」「BPM関連研修」も成果がまとまりつつあって、先の連係活動も具体的になっていく事を皆から期待されている。

■メディア露出度・催し物・・・雑誌での特集記事、数件。イベント3件ほど。米国でのBPMの賑わいと比べると1、2年のギャップはあるよう。但しWebでの関連記事相当多くなった。他との比較、其の伸張率等調べてみたいもの。

■製品ベンダ・・・BPM海外ベンダの日本進出、確実に増加している。国内ベンダもBPMという言葉をパンフ等に使い始めた会社を散見する。但し、BPMのコモンセンスから見ると少し、違うな・・・という感じのものが多い様。

■ユーザ/CIOの変化・・・BPMを知っているかいないか別として、又、BPMという言葉を使っているかいないかは別として、①企業の本質的な構造をITシステムの基盤にし、変化に柔軟に対応できるシステムを望む。②ユーザ側が主導権を発揮し、工数稼ぎの現行IT産業業者の言いなりは嫌である。③プロセス中心思考が必要でる。を云うCIOが増えてきた。CIOは何かを変えたいと思い始めている。

■コンサルの変化・・・現場業務とITシステムとの間で頑張っているコンサルの方々、モデラでの業務の可視化・シミュレーション効果に期待大、BPMの導火線はこのあたりなのかもしれない。

■SIer・・・色々ありすぎて書くのが難しい。一番の変化を迫られている領域である事は間違いない。

何時の世も、人を変えるのが一番難しい事、しかしここ30年の情報産業の変遷を顧みて見れば結構そんな変化は幾つかあった。OS・言語・DBMS・PC・NOS・Internet等々。先を見れば「ウエブ進化論」「フラット化する世界」「決断の本質」等幾つかの名著がそれを云っている。

何れにしても楽しく、又、Hello BPM!でしょう・・・。

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