Modeler利用、次の段階へ。
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業務プロセスを可視化し、業務改善に結び付けていくModelerの役目は従来から認められていたが、内部統制・SOA、又迅速で柔軟なITシステムの開発の大事さが認識され始め、BPMSの一機能としてのModelerが愈愈見直されてきた。Modelerで業務プロセスを記述し、その記述がそのままITシステム開発に直結する事の威力であろう。
そこで愈愈Modeler利用も、次の段階へと進んできた。
①Modeler研修も従来からある「Modelerの操作法」だけでは足らなくなり、「Modeler活用と職場活性化」「Modelerの出力と文書作成」「Modeler活用と性能改善・KPI抽出」等々 ModelerのITシステム開発を前提とした「利用法」が求められてきた。BPM協会等とリンクし研修教材として作成していくことが大切になってくるのだろう。
②企業の業務体系の参照モデルの重要性は、従来から多く云われてきた。業界ごとのeTOM(テレコム業界)・SCOR(製造業)等の議論もされている。現場の実業務プロセス群がそれらの参照モデルとリンクされていく事が期待される。
③業務経験の豊富な実務者・コンサルが作成した業務Templateは、重要な知財である。米国Savvion社はそれらを収集・公開している。ProcessXchangeとよびコミュニティをスタートした。ここにも新しいIT産業の一つを感じる。
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