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何故日本でBPMSの様な製品が開発できないのか?

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BPMSの説明をすると何人かの方から、「BPMSは解ったけど、何故日本で開発できないの?」と聞かれる。質問には色々な意味合いが含まれているだろうが、それを明確に分析するのも、さして意味があるとも思えないので、BPMSに触れてきて感じたこと・見聞きしてきたことを、未整理のまま書いてみる。

①米国の方がNeedsが先にあるから。 なるほど、確かに日本のIT産業は、2,3年遅れているな・・・。

②米国IT社会の企業の壁の低さ。 なるほど、確かに企業の壁より個人の結びつきが強いから、個人のアイデアを相互に醸成しあい製品にまで結実するのが容易にできるな・・・。人の流動も激しいし、流動を促す環境もあるし・・・。

③開発したものが外に出やすい。 売れるか売れないかは別として、ベンチャ企業のキーマンが一人で開発から販売まで全ての責任をもって事業展開をするから、日本の大企業よりは早いな・・・。

④日本で米国と同時期に開発されたとしても、新製品に対する許容度・市場の規模から日本では成功しない。 確かに、米国の市場規模10倍って昔から言われているものな・・・(今は知らない)。 

⑤現状肯定での改善は得意だが、異次元からの新概念開発は不得手。 確かに、その辺になるとIT産業に限らず、農耕民族と狩猟民族の違いの話になるのかも・・・。

⑥本質を考えてないから、根本にあるNeedsも見えない。だからベースとなる製品の開発ができない。 なるほど、コピーと焼き直しのIT産業が、日本では随分続いているものな・・・。IBMさんの社員へのメッセージ「Think」。私も社会人1年生の時、先輩から「考えてるの?」だったな・・・。

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